ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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女性用サンダルブランド「メリッサ」のギャラリーの壁に飾られていた商品

女性用サンダルブランド「メリッサ」のギャラリーの壁に飾られていた商品

サンパウロでは時々ビニール素材のサンダルや靴をはいた少女や女性を見かけます。
初めて見た時は、正直なところ、変わった趣味だなあと思っていました。
痛そうであるし、汗はたまりそうだし…
ブラジル人は海岸が好きだから、水にぬれてもよいようにビニール素材のサンダルや靴をはいているのかな?と勝手に解釈していました。
 


メリッサの商品にヒントを得て作られたと思われる商品

メリッサの商品にヒントを得て作られたと思われる商品

ブラジルに8年もいながら、恥ずかしいことについ最近「メリッサ(melissa)」という女性用サンダルブランドを知ることになりました。
メリッサはブラジルで創業されてから30年になるそうです。
日本はもちろん、世界60ヶ国以上で商品が販売されている国際的ブランドになっています。
この「メリッサ」がブラジルでビニール素材のサンダルや靴を流行させるきっかけになっていたようでした。
「メリッサ」オリジナルの商品は、庶民の日常履きには少々高さを感じさせる金額(最低60~100レアル:約3000~5000円)なので、似たような素材とデザインの靴が市場に出回り、手ごろにファッションを楽しんでいたのだと納得しました。
こちらは20~40レアル(約1000~2000円)くらいで販売されています。
《メリッサのサイト》
http://www.melissaplasticdreams.com/
 


2009年の「メリッサ」の新商品の一つ(ネズミがデザインされている)

2009年の「メリッサ」の新商品の一つ(ネズミがデザインされている)

 「メリッサ」の最近の特徴は、サンダルや靴に塩化ビニールを使用しているということです。
工業的に加工しやすい素材の特性を生かしてさまざまなデザインが制作されています。
塩化ビニールには香料が混ぜ込まれ、靴の箱を開けると香りから楽しめる商品もあります。
エコロジーへの関心も高く、売れ残った商品は、再利用することもできるということです。
 


今は“バービー”がテーマのメリッサギャラリー

今は“バービー”がテーマのメリッサギャラリー

国際的ブランドというだけあって、サンパウロ市内の高級感を感じさせる店の並ぶオスカル・フレイレという通りの一角に、メリッサギャラリーが5年前からオープンしています。
店は4ヶ月に一度くらいの間隔で、その時々のテーマに合わせて模様替えされています。
靴のデザインにも新商品が加わります。
現在は「バービー」がテーマということで、入口正面のカラーはピンクを基調に、店内は夢のような宇宙的な空間が広がっています。
ギャラリー以外では、サンパウロのショッピングセンターなどで「メリッサ」の商品は販売されています。
 


「メリッサ」の定期刊行誌。「メリッサ」のサンダルや靴が紹介されている

「メリッサ」の定期刊行誌。「メリッサ」のサンダルや靴が紹介されている

「メリッサ」の定期刊行誌も発行されています。
今号は、メリッサオリジナルのデザインと、世界の著名なファッションデザイナーなどによってデザインされたサンダルを、トップモデル(ケイト・モスさん)が見事にはきこなして表紙を飾っていました。


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