フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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マルシェで売られている柿です。形は縦に長く一見柿に見えませんでした

マルシェで売られている柿です。形は縦に長く一見柿に見えませんでした

 10月中旬より、欧州に「柿」がお目見えしました。
日本のフルーツとして紹介される時は、何故か名前もシンプルに、林檎はふじ「FUJI]葡萄は巨峰「KYOHOU」という様に、そのまま日本語の発音で書かれています。

他の国から来たフルーツはキチンと訳されて現地の言葉で店頭に出るのに、日本のモノは、発音をしっかり日本語のまま生かして表記されるのが面白いと思います。
日本に敬意をはらってくれているようで、いつも私は嬉しくなります。


柿の薄皮はスルスル剥け、ゼリーの様にスプーンが入ります

柿の薄皮はスルスル剥け、ゼリーの様にスプーンが入ります

 日本で見慣れた、やや平たい柿とは形も違い、食感も違いました。
欧州で一般的に出回っている柿は、岐阜県の富裕という種類の柿に似ているようですが、それよりも、ずっと柔らかいのです。
果肉は果汁たっぷりで甘く、柿特有の渋みが殆どありません。
表面を洗っただけで、弾けて汁が飛び出してきます。
切り分けて食べるのが不可能に近く、ナイフを入れるとすぐ潰れてしまいます。


崩れてしまうので、スプーンですくって食べる私です

崩れてしまうので、スプーンですくって食べる私です

外人も、日本の柿の食べ方に困っているようです。

先日、小学校の先生が授業で話題にしていたそうです。
「似たような味の果物は他になく、とても個性的な味を持った果物で日本らしい。食べ方は…べチャッとしてしまい、どのように食べるべきか判らない」と日本を代表するフルーツとして柿を説明していました。

それでも、多くの店舗で売られていますので、需要があるようです。


これをプレゼントして喜ばない人はいないくらい好かれる日本菓子

これをプレゼントして喜ばない人はいないくらい好かれる日本菓子


柿にちなんで、外人に一番人気の菓子が「柿の種」だという事をお知らせします。
フルーツの柿とは程遠い味ですが、「柿の種」という名前の意味もユニークですし、KAKI で馴染んだ名前が覚えやすく、味とともに人気になった理由です。


日本のフルーツとして有名なのは「ふじ」林檎

日本のフルーツとして有名なのは「ふじ」林檎

 フルーツは豊かと言えない日本ですが、品種改良した優れた品種を生みだし、日本の果物として世界に出回る様は、日本の性格が果物までに表れている気がしました。


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