パリを描き続けて30年 大森良三画伯
2011.01.20 up
大森良三画伯は、岩手県出身で、絵ばかり描いていた少年だった
パリに魅了され、活動の拠点をパリに置く芸術家は、国籍を問わず多いです。
ですから暮らしていると、否応なく画家や彫刻家・写真家・デザイナーなどと知り合う機会があります。
数年前、制作活動に全ての時間をそそいでいる一人の日本人画家に出会いました。
彼の情熱の強さは、今までみた事がなく、腰が痛く歩くのがやっとの時でも杖を使い、手を痛めた時は包帯を巻き、休むことはせず、早朝から日が暮れるまで365日、外で描き続けていました。
パリのセーヌ川を描いた作品
今回は、その大森画伯にインタビューする機会がありました!
パリを愛し、パリのエスプリを描き続ける日本人画家「大森良三」氏を、皆さまにご紹介いたします。
元旦も休まない理由は、絵を描きたくてじっとしていられないからだそうです。
話を進めていくうちに、日本でも活躍なさっている画家だと言う事が判りました。
平成17年には、千葉県鴨川市に「トンネル水族館」を美大生やOBの方を指導し、素晴らしい長い作品を完成させました。
そして、パリのカフェを描いた作品では、内閣総理大臣賞を受賞するなど、活躍ぶりがうかがえました。
最近の傾向は、木炭を使っての、デッサンだそうです
今年のパリ滞在中には、バルセロナまで足を延ばして下さいました。
スペインで興味のある事は、セビーリャの下町でフラメンコを描く事だそうです。
そして、パリとスペインの大きな違いについてお聞きすると、「光と影」にあると、きっぱりとした返答が帰って来ました。
画家の視点から見ると、太陽の強さは、全てのものを違う印象に変えるのでしょう。
そういえば、ルノワールやゴッホも、こだわっていたような…。
デッサンが仕上がると、特製スプレーで木炭がすれて絵が黒くならぬように処理
毎年必ず、パリを訪れ沢山の宝の宿題(デッサンしたモノを仕上げてゆく事)を持って、日本に戻って行くのです。
こんな「パリとの付き合い方」もあるのですね。
ここ数年前から、ご夫婦でパリに訪れるようになったそうです
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1 - Comments
AMIより:
2011 年 01 月 24 日 17:38:41
今回のレポートでは、スケッチやフキサチーフ(定着剤)や木炭などもアップしてくださり、絵がより身近なものになったと思います。
この取材場所は、バルセロナのレイアール広場ですね?昨年の秋の事がよみがえります。
「はまなす」のお知らせからこのURLへ入れるように設定しました。会員の皆様に気軽に見ていただけたら嬉しいですね。
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