シリアをめぐる旅 天空の城「クラック デ シュバリエ」
2012.01.04 up
天空の城へ ようこそ
みなさん、こんにちは。シリアをめぐる旅 第3回は、
神秘的な雰囲気満点、シリアの「天空の城」をご紹介します。
その名を、「クラック・デ・シュバリエ」
アラビア語では 「カーラット アル ホスン」といい、騎士の砦という意味です。
映画『アラビアのロレンス』で有名になったロレンスは、
この城を「十字軍の城の中で、世界でもっともすばらしい」と称したそうです。
下界を望む
この日は天候に恵まれず雨の一日だったけれど、
雨の露に濡れたお城は、より神々しく輝いて見えました。
お城の下は霧がかかっています。
まるで雲の上にいる…あれ、どこかで見たような。
まさに「天空の城ラピュタ」の世界が目の前に!!
もう気分はすっかり、ラピュタの主人公、シータです。
地上ははるか はるか 雲の下
雲の上から、景色を眺めることにしました。
ノスタルジックな風景に、パズーのおうちがあるんじゃないかと探してしまいました。
内装はヨーロッパとイスラムのミックスカルチャー
お城の中はダンジョンのようになっています。
大きな食糧貯蔵庫もあれば、華やかなアーチ天井のホールもあります。
暗い廊下で、巨人兵がモソモソっと出てきそうな雰囲気でした。
ゆるやかな 段々畑を 見下ろす
荒野をはるか彼方まで見渡す高原に、天に向かってぐ~っとそびえる真っ白な塔。
難攻不落の城として 堅牢さを誇るこのお城は、いまもシリアの人たちをやさしく見守っています。
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