実はリビアでは、毎年“砂漠マラソン”が開催されています。

『リビアン・チャレンジ』という名前のイベントで、主に欧州のマラソン愛好家たちが企画・運営しているのだそうです。
でも、素人イベントと侮るなかれ。
主にフランスの企業がいくつもスポンサーとして名を連ねているし、今年で6回目を迎えているんですよ。

内容はと言いますと、リビアの南西部にある砂漠地帯の205kmを、数日間かけて走り切るというもの。

▼Libyan Challenge公式ホームページ
http://www.libyanchallenge.com/

今年は、2月19日～27日に開催予定です。

全20か国から、154人のランナーが参加するのだとか。
（100人以上がフランスからの参加）

205kmの途中、約20kmごとに給水所があり、そこでその都度4リットルの水を受け取るそうなのですが、それ以外の食料・寝袋・雑貨などはランナー個人が背負いながら走ります。

途中睡眠をどうやってとるかはランナー個人の裁量に任されていて、極端なことを言えば、不眠不休で走り切って少しでも早いタイムでゴールする…という方法もありです。

もうここまでくると、超文化系の私には理解できない世界なのですが、何と今年は、初めて日本人がこのレースに参加するのだとか。

その酔狂な日本人とは…

何と我が夫です！

我が家の狭い納戸にルームランナー（写真に少し写っています）を設置し、尚且つ大会のポスターを貼ってモチベーションを高めているようです。

大会期間中は音信不通になってしまうので、近隣諸国の政治情勢が不安定なこともあいまって、待つ側の私はかなり不安です…。

まあ、娯楽が少ないリビアで、情熱を燃やせる対象を見つけられたのは素晴らしいことだと思うので、私は外野から生温かく見守っています。

でも、2月の段階でこんなビッグイベントがあると、一年の残り10か月が燃えカスのようになってしまうのではないかとひそかに心配しています(笑)

そして何よりも、怪我をせずに戻って来て欲しいものです。

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