中国

中国:上海

イエン ヨウコ

職業…書き描き屋

居住都市…上海市(中国)

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

中国語ではIKEAを「宜家(Yí jiā)」と呼びます。まだ建物周辺の整備が続いています。

中国語ではIKEAを「宜家(Yí jiā)」と呼びます。まだ建物周辺の整備が続いています。

日本でもおなじみ、スウェーデン発のインテリアショップ「IKEA(http://www.ikea.com/jp/ )」
中国には1998年、上海に最初の店舗が誕生しました。その後、北京、深セン、広州、大連、沈陽、南京、成都と順調に店舗を展開してきました。
こちらの定番インターネットショッピングモール・淘宝網(http://www.taobao.com/)では、店舗の無い地域の人のために代理購入サービスを展開する店もたくさんあり、老若男女を問わず、広くその人気を誇っています。

そんな人気者のIKEAが満を持して2011年6月23日に上海に第2号店をオープンさせました。「IKEA上海北蔡店」です。

売場面積49400平方メートル、60種類のモデルルーム、8500余種の商品と、アジア最大規模、世界第2の規模で展開されるこの店舗は、上海浦東新区の南、「北蔡(Běi cài)」という場所にあります。


地下駐車場の入口。駐車場は、地上地下あわせて2000台を収容できる

地下駐車場の入口。駐車場は、地上地下あわせて2000台を収容できる

1号店である徐匯店が軌道1、3、4号線の駅のそばにあるのに対して、北蔡店の周辺には公共バスの停留所しかないために、2000台が収容出来る駐車場や駐輪場、広いタクシー乗り場も併設されています。
1号店に無いものとしては、無料の送迎バスの運行もあります。軌道2、6、7号線の最寄り駅との往復になります。

街角探検家の私は、家から公共バスを乗り継いで揺られること50分、帰りが大変だなと思いつつここまでやって来ました。
おそらく送迎バスだと入口のそばに降り立つことができるのでしょうけれど、公共バスで来たために、バス停の目の前にあるこの建物の入口にたどり着くまでにかなりの距離を歩きました。店舗面積の大きさを実感せずにはいられませんでした。


1階から2階へ

1階から2階へ

やっと中へ入ると、まずは2階へ上がるエスカレーター。日本の店舗も同じ造りになっているのでしょうか。徐匯店よりも天井が高く、空間が広いので、ただのエスカレーターなのに、テーマパークのアトラクションへと進んで行く感覚をおぼえました。ワクワクして来たぞ。


2階から3階へ

2階から3階へ

2階へ上がるとすぐに3階へ上がるエスカレーターに続きます。高い!
高所恐怖症の人だともう帰りたくなってしまうかもしれません。それぐらい高いです。

ドキドキしながら3階に立ってみると、すぐ左手に子どもの遊び場「魔幻森林」というスペースが。ここで子どもを遊ばせておきながら大人はゆっくり商品を見て歩くようにできているわけですね。

基本的な商品配置、展開の仕方は徐匯店と変わりありませんが、オープン当日だったからでしょうか、外国人スタッフの姿が数多く見られましたし、天井が高いことと窓があるからでしょうか、店内がとても明るく感じられました。

難点は、店舗面積が大きいために出口にたどり着くまでの距離がとても長いこと。用事だけを済ませてさっさと会計を済ませたい人は、売場のショートカットポイントを覚えておく必要がありそうです。

売場のあちこちでは、疲れたのでしょうか、それともお昼で睡魔に襲われてしまったのでしょうか、ソファやベッドでくつろぐどころか完全に昼寝をしている人の姿も少なくありませんでした。外は35度を超える暑さ、空調のきいた店内でステキな家具に横たわり、休憩したい気持ちもよくわかります。

さあ、おなかがすいてきましたよ、カフェテリアでランチタイムといきましょうか。750席もあるのだから、私一人ぐらい座れるでしょう。


カフェテリアは「人山人海」

カフェテリアは「人山人海」

……そんな考えはあまかった、あますぎました。
見てくださいこの人だかり。これはレジに近いところだけの写真ですが、この後ろにズラーッと列ができていて、カフェテリアの入口まで人、ヒト、ひと。
中国語には「人山人海(rén shān rén hǎi)」といって人の波、黒山の人という意味の言葉があるのですが、この日のカフェテリアはまさに「人山人海」、しばらく待って様子をみましたが、客足が途絶えることはなく、私は食事をあきらめました。

ならば、レジの先にあるスナックコーナーでホットドッグとソフトクリームでも、と見てみたら、こちらも長蛇の列で、おじいちゃんもちびっこもみんなソフトクリームを嬉しそうに食べています。

ああ、もういいです、さっさと帰ります。ダイエットということですね。なんて思いながらまたバスに揺られて家路につきました。

もともと「北蔡」は、家具市場や各種家具店が集まっている家具の町なのですが、
付近では住宅地の開発もどんどん進んでおり、浦東の新しい人気スポットになることはまちがいなさそうです。

★宜家家居北蔡商場
上海市浦東新区臨御路550号(臨御路×滬南路)
営業時間:10:00ー22:00(カフェテリア9:00-21:30)
http://www.ikea.com/cn/zh/store/beicai


レポーター「イエン ヨウコ」の最近の記事

「中国」の他の記事

  • 5519 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website