ヨーテボリから北東に約50キロ、国道190号線を走っていくと、Alingsås（アーリングソース）という町の郊外に一押しのカフェ、Brobacka Kaffestugaがあります。

周辺は農園が広がるのどかな風景、人気のない地域にもかかわらず、営業日には多くの人々が訪れています。
田舎だけあり交通の便が悪いので、車が無いと非常に行きにくい立地ですが、国道沿いから近い場所ということもあり、ドライブの立ち寄り場所としても人気があるようです。

メニューはfika（フィーカ=スウェーデン語で「お茶する」のような意味）が中心、サンドウィッチや菓子パン、アイスクリーム、コーヒーや紅茶など色々ありますが、なかでもおすすめは「自家製のワッフル」（42クローナ=約600円）いつも焼き立てを提供していただけます。
ワッフルには生クリームと自家製ジャムが添えられ、自家製アイスクリームのトッピング（10クローナ）もおすすめです。

自家製にこだわる店では、ワッフルの原料となる小麦粉などの素材にもこだわりがあります。店で使用しているスーパーでは入手しにくい上質な小麦粉などもカフェで販売しています。

スウェーデンで残念ながら非常に少ないのが、「店のこだわりを感じられるカフェ」

とりあえずコストを抑えてメニュー通りのものを出せれば良いと考える業者が多いようで、ソプトクリームも業務用ミックスを使用、ココアもインスタントをお湯で溶かしただけのものを提供、コーヒーも作り置き…といった店が多く、特におすすめと言える店は、ヨーテボリ市内では皆無といった状態です。（以前は今年1月の記事で紹介したこだわりアイスの「フルクトゥス」がありましたが、なくなってしまいました）
その割にはカフェの値段も日本に比べて高いのも難点です。

そんな中でも珍しく自家製にこだわりがあり、グルメにも自信を持っておすすめ出来るカフェが「Brobacka Kaffestuga」ガイドブックには、まず掲載されていないと思いますが、スウェーデン在住者ならでは知る、隠れ家的カフェです。

もしヨーテボリに来られドライブされることがありましたら、是非ともお立ち寄り場所としてお勧めです。
（但し田舎だけあって営業日は限られているので要確認です。）

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