メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 ある日、知り合いの2才近い女の子の食事風景を見て、ちょっとびっくりしました。

 真っ赤なご飯。
 クリスマスがお誕生日のこのお嬢さん、リアちゃん。
 
 可愛いですね、天使のようですね、とは本当にこの子のためにあるような言葉。
 彼女がお口一杯に入れている真っ赤なご飯の正体は、トマトソースに浸して柔らかくなったパン。パンには、当地名産のパネラチーズのスライスも乗っていますよ。


姫、お食事中。

姫、お食事中。

 グアダラハラの名物料理に、「トルタ・アオガダ」というものが有ります。塩気のあるフランスパンに、茹でた豚肉のぶつ切りをごろごろと挟み、クミンやフェンネルシードなど各種スパイスを効かせたコクのあるトマトソースをたっぷりとかけ、塩揉みしたタマネギスライスを乗せて、柔らかくなった所を頂きます。

 これの「お子ちゃまバージョン」ですね。

 もちろん、大人はこれに辛いチレをばしばしとかける訳ですが。

 栄養たっぷり元気の素トマトの味は、メキシコ人の彼女の遺伝子がちゃんと分かっている訳です。

 その他にも、メキシコでは離乳食として、トルティーヤを薄味のチキンブイヨンでクタクタに煮たものや、パスタ入りスープのおじや的なもの、茹で野菜のトマトソース味、なんてものもあります。

 ちなみに、メキシコのキッズ。
 「チレ(辛い唐辛子の各種ソース)は何才くらいから食べ始めるの?」との質問に、元キッズ達は「6才ぐらい。親が勧めた訳じゃないけれど、美味しそうにそれを食べる親達を見て、自分から手を出すのがメキシコ人だ」と回答。

 日本人にとっての「わさび」のような存在ですね。
 まあ、メキシコ人の場合、「辛みのない食べ物は存在に値しない」とまで言うのですが。


甘えてますね〜、パパさんに。

甘えてますね〜、パパさんに。




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2 - Comments

石田より:

2013 年 11 月 21 日 22:12:43

6歳でチレですか。
私が6歳の頃は甘いものでないとダメでしたが。
お寿司もワサビ抜きが中学生くらいまででした。
今では…

Setsuより:

2013 年 11 月 22 日 13:24:04

今では???

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