バレンシアB級グルメNo.1“Arroz al Horno(アロス・アル・オルノ)”
2014.01.06 up
アロスアルオルノ。材料をスペインの土鍋カスエラに並べて。
スペインのお米料理として一番有名なのは、なんといっても「パエリア」!
筆者が住むバレンシアはそのパエリアの発祥地で、観光客が一番初めに注文するのも、もちろんパエリアが一番多いのですが、バレンシアは米どころだけに米料理がたくさんあり、その中でもB級グルメ、おススメ度ナンバーワンのお米料理がArroz al Horno(アロス・アル・オルノ)です。
Arroz al Horno(アロス・アル・オルノ)は、お米(アロス)をオーブン(ホルノ)で炊き上げる米料理。パエリアほどは知られていませんが、バレンシアでは郷土料理として地元の人たちい愛され続けている料理です。日本でいうカレーやおでんのように、バレンシア州の中でも地域によって、また家庭によって、中身の材料や作り方が少しずつ違います。
ブイヨンスープを入れて、あとはオーブンに入れるだけ!
わたしが家で作るArroz al Horno(アロス・アル・オルノ)は、太めの輪切りトマト、にんにく(皮ごと!)、あらかじめフライパンで炒めておいたモルシージャと豚リブ、豚リブとモルシーじゃを炒めたフライパンで軽く揚げたじゃがいも、お米(モルシージャと豚リブ、じゃがいもを炒めた油で軽く炒めてから)をスペインの土鍋カスエラに並べて、ブイヨンスープを入れてオーブンに入れるだけ。
作る人によっては、材料に前夜から水につけておいたひよこ豆もいれたり、ブイヨンスープにサフランを入れたりといったことをします。
オーブンで15〜20分、ブイヨンがすべてお米に吸われたら完成!
バレンシアで、週末に友人宅や友人の両親宅に呼んでいただくと、多くの場合、パエリアがふるまわれます。私たちが外国人だから、余計そういう場面が多いのかもしれませんが、ご招待を受けると、たいていパエリアが待っています。
でも、親しくなると、食卓にアロス・アル・オルノが出てきたりします。
そんな時、よそ行きのパエリアではなく、家庭料理のアロス・アル・オルノが出てきたことで、なんだか親しみが増したようで、私なんかはうれしくなります。
先日も、バレンシアに住み始めて以来、親しくしている家族の家にお昼を食べにお邪魔したとき、アロス・アル・オルノが出てきて、仲良し度が増してきたようで、とてもうれしかったです。
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2 - Comments
かなやより:
2014 年 01 月 06 日 16:40:50
土鍋に盛りつけると、郷土料理としての風合いがますます増すようで、とても心を引かれます。日本でも食べられるのでしょうか。
大田朋子 Tomoko Otaより:
2014 年 01 月 10 日 05:01:42
かなやさま、
この土器は「カスエラ」といって
スペインの伝統的な土鍋です。
オーブンにもいけるので我が家では重宝しています!
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