ある春の日。
　州庁舎に用事があったので行ってみると、毎年この時期に開催される「オアハカフェア」がやっていました。
　オアハカというのは、メキシコの南部に広がる州で、ここはもともと民族色の濃い、伝統と文化、習慣がたっぷりと残されている場所。
　そこから、様々な物産を持ち寄っての「オラが村物産展」です。

　昨年は、母へと刺繍のブラウスを買いました。
　今年、目についたのが「天然素材の石けん」。

　それぞれに名前と色で分けられているのですが、それがすごい。
　コーヒー、バラの花びら、海藻、ミント、ぶどう、カモミール、チョコレート、はちみつ、スイカ、ユーカリ、ローズマリー、サンダルウッド、パッチューリ、緑茶、シナモン。。。。。

　そして、それぞれに簡単に「効能」が書かれています。
　たとえば「海藻」石けんは、「セルライトを予防し、余分な脂肪を落とす」だったり、「バラの花びら」石けんは、「肌の抗炎症、若返り、スクラブ効果」とあります。

　オアハカ地方に伝わる、自然天然素材の昔ながらの製法石けん、化学薬品は一切入ってないよ、とのことですが‥ここはメキシコ。言うのは自由。売るのも自由。

　本当に上記効果があるのなら、すでに世界中に広まって、メキシコには肥満の方は誰一人おらず、みな若々しい肌で、皮膚病もなく‥ということになりますよね。

　信じるか信じないかは、あなた次第。

　ちなみに、重量感たっぷりな石けんはお一つ２５ペソ（約190円）。つかうかどうかはともかく、香りがいいので、車やお部屋の芳香剤として置いてみようかな。

レポーター「龍崎 節子」の最近の記事

• 農業従事者　怒りの道路封鎖
• 内陸で食べる魚２
• 内陸で食べる魚１

「メキシコ」の他の記事

• 農業従事者　怒りの道路封鎖
• 内陸で食べる魚２
• 内陸で食べる魚１