台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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帰化申請が受理され、出場権を獲得したクインシー・デービス

帰化申請が受理され、出場権を獲得したクインシー・デービス

 8月1~11日にかけ、フィリピン・マニラでバスケットボールのアジア選手権が開催されました。そこで健闘を見せたのがチャイニーズタイペイ代表。一時予選ではホスト国のフィリピンに84-79で勝利した後は快進撃を見せ、決勝トーナメントの初戦では96ー78でこれまで勝てなかった中国を圧倒。例年よりも厳しい暑さが続く台湾中をアツくしました。

 そのチャイニーズタイペイ代表、7月6~14日に開催されたジョーンズカップでもイランに次ぐ2位に入る健闘を見せました。

 そこで、その時の様子を振り返りながら、チームのことを紹介していきたいと思います。

 チャイニーズタイペイ代表で、最大の目玉は上の写真のクインシー・デービス。帰化申請が受理され、ジョーンズカップ期間中にパスポートとIDが交付されました。彼の存在は、制限区域内のオフェンス、ディフェンスの向上をもたらし、チーム力底上げの最大の原動力になりました。


キャプテンの林志傑(リン・ジージェ)

キャプテンの林志傑(リン・ジージェ)

 キャプテンの林志傑は、高いシュート力と相手のディフェンスを引っかき回すスピードが魅力。効果的な3ポイントシュートは、ジョーンズカップだけでなく、アジア選手権でも日本を苦しめました。

 アジア選手権では、活躍が認められベスト5に入りました。


許晉哲(シュー・ジンザー)ヘッドコーチ

許晉哲(シュー・ジンザー)ヘッドコーチ

 代表チームを昨年から率いているのが、許晉哲ヘッドコーチ。台湾のバスケットボールリーグ・SBLの璞園建築(プーユエンジェンジュー)のヘッドコーチとして活躍している方です。現在リーグ2連覇中で、連覇を延ばすことも期待されます。


7月14日の韓国戦より

7月14日の韓国戦より

 7月14日の韓国戦の一コマ。

 シュート力が高く、ディフェンスもしっかりしているデービスの存在は、各チームの脅威となりました。


この団結力が大切

この団結力が大切

 ジョーンズカップから出ていましたが、チームの団結力の高さも光りました。決勝トーナメントでは、準決勝でイラン、来年の世界選手権の出場権がかかる3位決定戦で韓国に敗れ、4位に終わりましたが、健闘した選手たちの姿は、これまで以上にたくましく見えました。

 この健闘が未来の台湾バスケ界の発展につながることを祈ります。


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1 - Comments

石田より:

2013 年 08 月 31 日 17:27:51

デービス選手だけがスゴイのではなくて、文中にもあるように他の選手の力や団結力が優れているということでしょう。
日本も、台湾も頑張って欲しいです。

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