ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロ市内の焼きケーキの店。

サンパウロ市内の焼きケーキの店。

 店に入ると、こんがりと甘い懐かしい香り、日本のミスタードーナツを思い出すような香りがかすかに漂ってきます。

 サンパウロ市でここ三年程の間に急速に増加した店が焼ケーキ屋さんです。

 「おばあちゃんのケーキ」「家庭の手作り」のイメージを前面に出した焼ケーキ店が、単独店や個々のフランチャイズ店で勢いを伸ばしています。


ブラジルでおなじみの焼きケーキ。写真はチョコスプレー入りの「フォルミゲーラ」

ブラジルでおなじみの焼きケーキ。写真はチョコスプレー入りの「フォルミゲーラ」

 オレンジ、ニンジン、チョコレート、トウモロコシ、ココナッツ、バナナ、パイナップル、キャッサバなど、ブラジルの家庭で焼かれてきたおなじみの焼ケーキは、今のブラジルの食文化を語る時には欠かせないお菓子です。ブラジルでは食後に必ず甘いお菓子を食べるのも一般的です。

 これまで家庭で作られてきた焼ケーキ専門店が増加したのは、まさに時代の象徴ともいえます。

 家庭の女性が作ってきた焼ケーキですが、やはり材料を混ぜて焼いて冷ましてとなると、最低でもおいしく食べられるまでに2、3時間はかかります。

 昨今、外で働く女性が増え、帰宅後に食べられるまで2、3時間も費やすケーキはなかなか平日に作られるものではありません。そんな時、焼ケーキ屋さんは働く女性と家族に強い味方です。


一ヶ月ほど前にオープンした焼ケーキ屋さん

一ヶ月ほど前にオープンした焼ケーキ屋さん

 直径20~25センチほどのリング型のケーキ一個の価格は、10~20レアル(約580~980円)。たいてい曜日によってセール価格になる種類があります。

 チョコレートやアイシングは、プラスアルファで注文すれば、料金を追加して好みでかけてもらえます。


人の行き交う所にあちらこちらで見かけるようになった焼ケーキ屋さん

人の行き交う所にあちらこちらで見かけるようになった焼ケーキ屋さん


一ヶ月ほど前にオープンした焼ケーキ屋さん

一ヶ月ほど前にオープンした焼ケーキ屋さん


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