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エキスポ・セビーチェの講義で紹介された本場ペルーの食材をふんだんに使用したLa Marのセビーチェ
サンパウロ市内のイビラプエラ公園の施設では10月12日、第二回エキスポ・セビーチェが開催されていました。在サンパウロペルー領事館の後援で、サンパウロ市内やペルーにあるレストランが12以上参加して、手ごろな価格で色々なレストランのセビーチェが一堂に会して食べられるということで、活況を呈していました。
エキスポ・セビーチェの入り口
セビーチェは周知の通り、現代のペルーを代表する魚料理（マリネの一種）です。近年では世界の郷土グルメ・ランキングで頂点に立ったこともあります。
サンパウロでは6年ほど前からセビーチェがトレンドに敏感な人の間ではやり始め、サンパウロ市内には、ペルーに本店のあるLa Marのような高級店から庶民派のペルー料理店まで、本格的なおいしいペルー料理を食べられる店が10店舗以上あります。
エキスポ・セビーチェの講義で紹介されたブラジルの食材でアレンジしたセビーチェ
エキスポ・セビーチェでは、セビーチェやペルーの名酒ピスコについて他、海外からの食文化の伝搬などの講義が行われていました。
サンパウロ市内ではすっかりおなじみになっているペルー名物のセビーチェですが、6年ほど前には、ペルー本場の食材はほとんど入手できず、ペルー人経営の人気レストランでは、やむを得ずブラジルの食材でアレンジしてセビーチェを作るようになったということです。今ではその様なブラジル風セビーチェもサンパウロでは親しまれています。
エキスポ・セビーチェの講義で紹介されたペルーオリジナルの唐辛子を使用したマリネ液を使用したマンジューバのセビーチェ
本場ペルーでは新鮮な生の感触を味わうセビーチェが好まれ、ブラジルではよりマリネ液でしっかり味付けをした方が好まれるということです。
太平洋と大西洋では魚の種類や味わいも違い、ペルーではスズキやサーモンがよく使われ、ブラジルではティラピアやサン・ピーターなどの淡白な白身がよく使われています。他にもブラジルで好まれるマンジューバと呼ばれる新鮮な小魚丸ごとのセビーチェも、La Marサンパウロ店では一押しのレシピです。
エキスポ・セビーチェで混み合うセビーチェを販売する飲食ブース
セビーチェをセビーチェたらしめるマリネ液は｢レイチ・デ・チーグレ（トラの乳）｣と言われ、レモン、にんにく、コリアンダー、トウガラシ、塩が基本です。ただし、ペルーのアンデス山脈は食材の宝庫で、ブラジルでは一般的でないトウガラシやハーブを使用し、何とも言えない絶妙な味わいが醸し出されます。
付け合わせのトウモロコシも多種多様で、レストランによってシェフの好みで様々な種類のトウモロコシが添えられます。
右も左も皆がセビーチェを食べるエキスポ。サンパウロにいながら心はすっかりペルーに飛んでしまうような、ペルーが大好きになってしまうエキスポです。
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タグ：サンパウロ,ブラジル,エキスポ・セビーチェ,ペルー
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2 - Comments
Setsuより：
2014 年 10 月 28 日 09:30:16
いいですね、エキスポ セビーチェ！
メキシコのセビーチェはもっとみじん切りで、ミンチにした魚肉を使います。
あんなシンプルな材料なのに、美味しいまずいが出ちゃうんですよね、ふしぎ。
ああ、こめかみ酸っぱくなって来ました！
oouraより：
2014 年 10 月 30 日 07:24:28
〉Setsuさん
メキシコ版セビーチェが存在するのですね!ミンチ状の魚肉でセビーチェとは、確かに難易度高そうだし、当たり外れがありそう...刺身サイズの大きさが最も間違いのない味になりそうな気がします！
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