ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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 ブラジルで人気のクローゼットのスタイルは、「タンスは中、隙間は埋める」です。

 広い一軒家でも、狭いアパートでも、最初から家具がついていない場合は、ブラジルでも自分で家具を購入しなくてはなりません。

 家具を選ぶ場合、既に企画されたものを組み立てて置くか、部屋の大きさに合わせて家具をデザイン、設計して取りつけてもらうかの選択肢があります。
 
 機能的で納得がいくのは、断然部屋に合わせてデザインしてもらう家具で、人気があります。


 ごちゃごちゃとビルや家屋が乱立するサンパウロ市の街並に比べ、ブラジルのプライベートな空間はすっきりとこぎれいにしていることが珍しくありません。オーダー家具もそんな一例です。
 
 クローゼットは広い家なら洋服部屋を作るため、部屋に見えるのはクローゼットの扉のみです。洋服部屋は機能的に引き出しや棚が設置されます。

 狭い部屋でも部屋にタンスの引き出しが連なって見えるようなゼザインは好まれず、タンスはクローゼットの扉の中にぴったりフィットして収まるようにデザインされます。

 10年以上前の記憶によると、日本で服の収納と言えば、タンスの中に引き出しがデザインされて設置されることはほとんどなく、タンスはタンス、クローゼットはクローゼットでした。クローゼットの中にタンスはなく、自分で別の箱や引き出しをさらに置いて収納することになじみがありました。

 クローゼットの扉の色に合わせた引き出しを、好きな数だけ設計してクローゼットにぴったりフィットさせて設置するのは、機能的で見た目のすっきり感も抜群です。


 部屋のすっきり感を出す最後の仕上げは、クローゼットと天井や壁との間にできた隙間を埋めることです。

 隙間を埋めるためには、数日後、その空間を閉じる家具と同じ素材の板をぴったりはめ込みます。これで、見た目もすっきり、ほこりも入らず、素敵な部屋の完成です。




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