メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 サッカーの試合観戦で激しく熱くなるしかできない、メキシコです。

 先日も、地元チームの試合会場で熱くなり過ぎた観客たちと警官隊の小競り合い(これはいつも)が度を過ぎてしまい、暴行事件に発展。Facebookやツイッターなどに載っていた他観客撮影の写真から個人が判明して、結果、8人が逮捕されるまでになってしまいました。
 いけませんね。

 さて、メキシコのスタジアムでのサッカー観戦。
 応援チームのユニホームを着て行くのがお決まり。
 ユニホームも、クラブチームやFIFA認定のものは1000ペソ程度(約8300円)とお高く、数年に一度のモデルチェンジごとに買い替えるのは、よほどの熱烈なファンだけ、のようです。よく古いモデルのユニホームも見かけるんですよ。


赤白しましまが、グアダラハラの地元チームチバス

赤白しましまが、グアダラハラの地元チームチバス

 ユニホームのない人がスタジアムに行くときは、例えば赤白しましまのチームなら、赤のTシャツなどを着ればよろしい。ナショナルチームの試合ならば、緑のTシャツなどを着ればよろしい。そのユニホームの集団にまぎれても違和感のない色で、という寛大さ。


アメリカス(たとえれば巨人)のユニホーム姿の親子

アメリカス(たとえれば巨人)のユニホーム姿の親子

 先日も、クラシコと呼ばれるサッカーの試合、日本で例えれば「巨人阪神戦:伝統の一戦」というところでしょう。
 この日、ふと気付くと、街にはグアダラハラの地元チームチバス(例えれば阪神)の赤白と、首都メキシコシティを本拠地とするアメリカス(例えれば巨人)の黄色と青。この二種類のユニホームを着た人たちがぞろぞろと。スタジアムからは遠い場所だったのですが、「ああ、みんな夕方から行くんだな」と。

 これはスタジアムでの楽しみ方。
 おそらく、全世界的に共通でしょう。
 


 お家でも、それは適用されています。
 サッカー観戦をスタジアムでできない、もしくはあえて家庭で、という場合。

 もちろん着ますよ、ユニホーム。
 家でもしっかり着ます。
 「ユニホームを着ないと盛り上がらない。雰囲気でない」というのがメキシコ人の言い訳。

 平凡な日曜日の夕方からの試合になると、テレビの前に家族、友達がビールやおつまみ片手にわらわらと集まり、試合の動勢により、歓声やら怒号やらが聞こえてくるわけです。


 メキシコ人。
 ワールドカップはさて、どうなることやら。

 ちなみに、地元チバスは最近、絶不調。
 上記の「伝統の試合」でも、なんと4ー0と大敗。
 元気のないグアダラハラ市民です。



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