カトマンズは雨の少ない雨季のまっただ中。一日中シトシトと降り続くような雨は少なく、近年は短い時間でザーっとスコールのような雨がやってくることもしばしば。

　忘れがちですが、ここは標高約1300ｍ、日本で言えばちょっとした山。「山の天気は変わりやすい」と言われますが、本当にいつしか湿った風とともに黒い雲がやって来て、大粒の雨を落として行ったあとに残るは大きな水たまり。

　そしてそれは、茶色く濁った汚い水…。誰かがペッと吐いたつばや、ゴミや犬の糞や…

　排水の設備が整っていないこともさることながら、あってもそこにはゴミや泥が詰まっていて、まったく役に立たないこともしばしば。そしてご覧のように大きな水たまり（川？！）ができます。

　人の通るところには、いつし大きな石やレンガを置いて即席の飛び石が誰かによって作られ、通行人はその上をは渡り歩いて行きます。不安定な石の場合、グラグラ！足がボチャン！なんて光景もしばしば。

　自転車やバイクの人たちは、この水たまりで停止せざるを得ない状況になった時、足が水たまりにドボン…。どんなにつま先で足をつこうが、この深さでは靴が濡れるのは必至。

　外出は辛い季節です。

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