メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 長かった一ヶ月に渡るワールドカップ2014ブラジル大会も、ようやく終わりました。
 みなさん、通常営業の再開ですよ。

 メキシコは、「今度こそは8強入り!」と意気込んでいましたが、結果はベスト16。
 初戦の審判の買収問題(メキシコでもそこそこのニュースにはなっていましたが、日本語でのニュースでは一度も見かけなかったような)から始まり、なんだか疑惑の判定が多く、結局最後の試合となったオランダ戦でも「No Era Penal! あれはペナルティーじゃないよ!」というフレーズが流行語になるくらい、最後までゴタゴタしていました。

 でも、メキシコチームの団結、家族愛にも似たチーム愛、それを盛り上げまくるメキシコ人の応援は、見ていて(または中に混じっていて)嬉しく気持ちのいいものでした。


これなら使い勝手もいいので、買っても良いかも。

これなら使い勝手もいいので、買っても良いかも。

 さて、ドイツ対アルゼンチンの決勝戦開始まであと3時間。
 日曜日は混みがちの大型スーパーに買い物に行くと、もう始まっていました。「ワールドカップ関連商品の投げ売り」。

 まだメキシコがリーグ予選にいたころは、町中のスポーツ用品店からメキシコ代表の緑のユニフォームが在庫切れで無くなるほど、みんなこぞって応援グッズを買い求めます。一流メーカーから出しているオフィシャルのユニフォームレプリカは一枚1000ペソ近く。日本円にして8000円強。メキシコの平均月収からしたら、3倍くらいの価格とお考えくださって良いでしょう。そんな高いものが無くなるほど売れる、とは。
 もちろん、街角には「レプリカのレプリカ」、いわゆるバッタもんが一枚250ペソほどで売られていますが。

 


これは‥ワールドカップじゃなくってもいいでしょう。

これは‥ワールドカップじゃなくってもいいでしょう。

 ユニフォームだけではなく、観戦=仲間を呼んでのパーティですので、パーティグッズも。
 お庭やアウトドアでのバーベキューにも使えるクーラーボックスや、そこまでしたいのかメキシコカラー(緑、白、赤)の下着、便乗しまくっている車のハンドルカバーにシートカバーと、とにかく「男性が人に見せたくなる」ものをワールドカップ応援グッズとして売っていました。

 それらグッズが、決勝戦のその日、価格を半額以下にして投げ売りされる現実。売り切れるといいですね。


今日はこれ着て応援するぜ!

今日はこれ着て応援するぜ!

 近所のガソリンスタンドでは、店員さん全員がユニフォームと同じデザインのTシャツを着て応援。
 写真を撮りに行った私もユニフォーム、ガスを入れていたお客さん(ご夫人)もユニフォームと、なんだか面白い光景でした。

 とにかく、格好から入らなければ気が済まない「メキシコのサッカー観戦」。
 日本の次期代表監督がどうやらメキシコの元監督になりそうだ、との事。例のかけ声とともにこのスタイルは日本にも浸透するのかしら、と少々案じております。



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  • 2 コメント

2 - Comments

内形より:

2014 年 07 月 16 日 16:23:41

6月5日時点のFIFAランキングによると、メヒコは20位、日本は46位。まず、日本は目指せ!メヒコ。格好から入るサッカー観戦のあり方、日本でももっともっと広がればいいと思っています!日本のサッカーが強くなるために!

Setsuより:

2014 年 07 月 18 日 14:00:41

内形さま

コメントありがとうございます。
次期監督就任(予定)のハビエル・アギーレ氏、実直で率直、歯に衣着せぬもの良いで、(メキシコ人にしてはめずらしく)ふざけた部分のない方、とのこと。
今のメキシコ代表の力を安定させたのも彼の功績、と思っている人が多いと思います。

体の大きさ的に、15年前のメキシコと大差ない今の日本チーム。
個性とポテンシャルを存分に発揮できるような采配を、楽しみにしています!
(って、なんで上から目線なんだ、私?)

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