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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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学校の魅力をシュプレヒコールの要領で叫びます

学校の魅力をシュプレヒコールの要領で叫びます

 題字は「ウォーブーシャンビーイェ」と読み、「卒業したくない!」という中国語です。卒業生が、全員で紙飛行機を飛ばしたときに一斉に叫んだ一言です。

 紙飛行機を飛ばしてからは起立して校歌を斉唱し、その後、

 「卒業式が独創的なのは?」
 「師大附中(学校の略称。シーダーフージョンと読みます)!」

 「校長が毎朝校門で『ハロー』とあいさつするのは?」
 「師大附中!」

 と明るい感じで、学校の魅力をリズムに乗せて語り、それに応じて卒業生が学校の略称を叫ぶ、いわばシュプレヒコールのようなものを行ないました。毎年行なっているものです。


最後のシーン

最後のシーン

 最後は、卒業生が1人現れ、学校と先生、そして仲間たちにお別れの言葉を述べ、卒業式は幕を閉じました。


会場を出る前の一コマ

会場を出る前の一コマ

 卒業式が終わり、卒業生と先生たちが順番に会場を後にしますが、卒業生と先生が別れを惜しむ上の写真のような光景があちこちで見られました。

 お互いに涙、涙の抱擁で、見ているこちらも涙が出そうになりました。


校内を巡回する卒業生を見送る在校生

校内を巡回する卒業生を見送る在校生

 会場を出た後は、校内を巡回し、在校生たちに卒業する自分の姿を見せます。在校生は両脇に並び、卒業生を温かく見送ります。


卒業生とハイタッチを交わす卓俊辰(ズオ・ジュンチェン)校長(右から2人目)

卒業生とハイタッチを交わす卓俊辰(ズオ・ジュンチェン)校長(右から2人目)

 最後は、校長をはじめ学校の各部門の主任の先生が集まり、卒業生一人一人にハイタッチをして見送りました。

 この時、既に13:00近く。開始予定時刻が8:30だったので、実に4時間半近く卒業式を行なっていたことになりますが、前日から学校に留まっていた影響による寝不足からか、スースー寝息をたてている卒業生の姿もあちこちで見られました。

 それでも、過去の卒業式同様、卒業生一人一人の「我不想畢業!」という気持ちが出た素晴らしいものになったと思います。

 来年以降、どのような卒業式になるか分かりませんが、今年の経験を生かし、卒業生、先生、在校生が一つにまとまり、良き伝統を後輩たちのために残してもらいたいと願っています。

 最後に
 昨年に続き、準備段階から私を受け入れてくださった國立台湾師範大學附属高級中學の関係者と卒業式実行委員会の皆さま、我慢強く私の記事を配信してくださったima編集部の皆さま、気長に読んでくださった読者の皆さまには、この場を借りてお礼申し上げます。

 本当にありがとうございました。

 (参考)
 *師大附中の卒業式実行委員会のfacebook
https://www.facebook.com/hsnu74graduation?fref=ts

 *師大附中の卒業式実行委員会のYouTube
http://www.youtube.com/channel/UCOPQLA7yQZpdnVl5T8EmyBQ



 追伸

 昨年、下記URLの書き込みで、コメントを残してくださったちいさんへ
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20135301613

 ご卒業おめでとうございます。いま如何お過ごしでしょうか。
 もし、時間がありましたら、またコメントを残していただけませんか。お待ちしております。


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