毎日の断食明けに食べるもの
2014.07.28 up
道端で売られている甘い黒糖シロップ漬けのデザート。かなり甘いですがおいしい!
以前、断食について投稿しましたが(http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=201462918718)、それでは毎日断食明け(日没後)にまず口にするのは何でしょう?
日没2時間ぐらい前から売り子が並びます。断食月以外は何をしている人たちなのか不思議です
やはり多くの人がまず水を飲みます。その後は、軽いおやつで空腹を緩和。この時期は、普段はあまり見かけない、黒糖シロップ漬けのデザートなどが多く並びます。揚げ物屋やココナッツジュース屋など普段からある店も稼ぎ時です。
この時期は多くのレストランで断食明けの時間に甘い飲み物やデザートが無料提供されます
中でも、断食明けにまずはこれを食べると良い!と言われているのが、最近日本でも話題の「ドライデーツ」です。デーツとは、インドネシアでは「クルマ」と呼ばれるナツメヤシの実。空腹で急に通常の食事をするのは良くないので、まずはこの甘いデーツを食べて空腹を和らげるのがお腹のためにいいそうです。鉄分が多く整腸作用があり、ダイエット効果もあるとか?!
「神の与えた食べ物」とコーランに書かれているデーツ。日本では高いですが、インドネシアではこのパックで約250円
またこの時期、フードコートやレストランなどで日没前によく見られる光景があります。それは、注文して料理を目の前に、日没時のアザーン(断食明け)を待っている光景です。料理のいい匂い嗅ぎながら、おあずけ状態。そしてアザーンが聞こえると皆一斉に飲み物を口にし、待ちにまった料理を楽しみます。
断食が明けるとすぐに食べられるよう先に注文しますが、手はつけません
インドネシアのイスラム教徒は、こんな断食の日々をひとつのイベントとして楽しんでいるようです。この時期には、同僚や友人たちとの食事会がよく催されています。
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