スウェーデン

スウェーデン:ウメオ

山本 グィスラソン 由佳(やまもと ぐぃすらそん ゆか)

職業:音楽関係
居住都市:ウメオ(スウェーデン)

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父島に着いて早速いただいた島レモンスカッシュ。

父島に着いて早速いただいた島レモンスカッシュ。

「ママレモン」
皆様はこう聞くと、まずひと昔前に主流であった台所洗剤を思い出す方が多いのではないでしょうか。

先日旅行した小笠原諸島では、父島と母島の両方を視察して参りましたが、農業がより盛んなのは母島。人口も450人と少ないためか、誰もが知り合いといった感覚で、観光客にでも誰にでも行き交う人が挨拶をするようなのどかな光景が見受けられます。
母島の名物といえば、ここにだけ生息する固有種「ハハジマメグロ」森からは鳥のさえずりが至る所から聞こえてきます。
父島から母島までは、定期船「ははじま丸」で片道2時間10分かかります。

小笠原諸島は亜熱帯に属すため、レモンやパッション、コーヒー、をはじめ、バナナ、マンゴー、グァバなども栽培されています。

父島母島ともに亜熱帯植物が栽培されていますが、特に母島で栽培されるレモンのことを、俗に「ママレモン」と呼ばれるそうです。
皮が薄く、ライムの風味も混ざったようなスッキリとした味わい、スーパーで一般に見られるレモンとは一味も二味も違うといった印象を受けました。


父島にある亜熱帯農業センターでは、島レモンをはじめ、小笠原コーヒーやパッションフルーツも栽培されています。

父島にある亜熱帯農業センターでは、島レモンをはじめ、小笠原コーヒーやパッションフルーツも栽培されています。

その他、小笠原で栽培されているコーヒーも世界的に見ると希少で現地ならではの味、もちろんいただいて参りましたが、比較的あっさりしてブラックで飲みやすいコーヒーといった印象を受けました。


小笠原コーヒーと今が旬のパッションフルーツの果肉が添えられたシフォンケーキ。

小笠原コーヒーと今が旬のパッションフルーツの果肉が添えられたシフォンケーキ。

やはり6月の旬はパッションフルーツ、地元のスーパーでは、パッション即売会が行列を作っており、行き帰りのおがさわら丸の中でも、パッション添えのアイスクリームが期間限定でありました。

島レモンの収穫時期は9月頃、マーマレードやレモンジュース、スカッシュであれば、年中いただくことができます。


(上)母島の車窓から、ママレモンが生っていますが、まだ青いです。(下)母島のこじんまりした集落、停留している船が「ははじま丸」

(上)母島の車窓から、ママレモンが生っていますが、まだ青いです。(下)母島のこじんまりした集落、停留している船が「ははじま丸」

その他、お土産品としては、硫黄島(自衛官のみが駐在する小笠原の無人島)で取れた激辛トウガラシや、それを用いたラー油やスパイスミックスなどの調味料、パッションフルーツリキュールや小笠原ラム酒、そして島塩が人気があります。

小笠原にはなかなか行けないという方でも、竹芝客船ターミナルや小笠原の内地イベント、また通信販売などでも、小笠原の味に触れる機会は数々あるようですので、もしご興味がおありの方は、こういった機会を利用する手もあるかと存じます。


お土産に人気、ママレモンのマーマレードや濃縮果汁、家庭用にも買ってまいりました。

お土産に人気、ママレモンのマーマレードや濃縮果汁、家庭用にも買ってまいりました。


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  • 2 コメント

2 - Comments

Setsuより:

2014 年 07 月 16 日 09:47:09

90年代中頃に半年以上住んでいた母島です。(それから3回、行ったかな?)

懐かしいですね。
母丸(母島丸)の停泊場所変わったのかな。以前は道は無かった様な。

良いご旅行をされたようで、元短期島民は嬉しいです。

山本グィスラソン由佳より:

2014 年 07 月 17 日 03:59:22

コメント有難うございます。
運良く全ての旅程が順調に行ったこともあり、とても充実した旅でした。
シュノケールも初体験して面白かったです。
また何年後かでも行ってみたいですね。

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