中部ネパールの丘陵地帯から南ネパールの平野部にかけては、南国のような気候。海のないこの国でもブーゲンビリアやハイビスカスなどのトロピカルなイメージの植物や、マンゴーやパパイヤなどの果物を見ることが出来ます。

　今の時期はなんといってもジャックフルーツ。完熟したものは、そのいかつい外観とは似つかわぬようなあま～い芳香を漂わせます。２０～３０kgほどもあるのはザラで、大きいものは大人２～３人で持つほどにもなります。

　旬の今、トラックで持ってきて、写真のように道路脇にドサッと積み上げた即席の露天があちこちに出店。皮付きで量り売りもあれば、中身だけだして売ってくれるところも。

　まるごと買っても、絶対に食べきれないような巨大な果物ですが、中には買っていく人もいたりしてびっくり。好き嫌いが分かれますが、私も大好きな果物です！中には黄色く柔らかい粒状の実、ひとつひとつに白い種があります。種も食用にされ、湯がいて皮をむき、中身だけ頂きます。ホクホクした歯ざわりで、手間はかかりますがこれもまた美味しくいただけます。

　もうしばらく、雨季があける頃くらいまで、その美味しさを楽しめそうです。

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