スコットランド在住の倉田です。
日本でもスコットランド独立を問う住民投票が話題になっていると聞き、記事を書かせてもらおうと思いました。
ちなみにこの記事は、投票当日である18日に書いております。

私が個人的にお付き合いのあるスコットランド人たちは、みな独立反対派ばかり。
そんなこともあって、「絶対に独立なんてないでしょ」と数か月前までは高をくくっていました。
しかし、8月頃から盛んに「YES」という独立賛成派の看板やステッカー、はたまた壁の落書きまで見かけるようになり、鈍い私も「おや？」と思い始めます。

これは、独立賛成派のキャンペーン。
街の一番賑やかな場所で、独立賛成に投票するように呼びかけています。

これは、投票前日の違法な悪戯。
交通量の多い交差点に立つ彫像に、スコットランドの国旗が貼られました。
一時間後には速やかに撤去されましたが。

そして投票当日の18日、近所の投票所を見学させてもらいました。

私が見学したのは教会の一室（礼拝所ではない場所）を投票所にしたところ。
野次馬根性丸出しで少し恥ずかしかったのですが、入口の係員に見学させてくれないかと尋ねたところ、快く入れてくれました。
おおらかでいいですね。

場所こそ教会ですが、日本の投票所と雰囲気は同じですね。
朝早く行ったので人数はまばらでしたが、投票者は途切れることなく来ていました。
ちなみに、投票時間は朝の7時から午後10時まで。
即日開票で、こちらの時間の19日朝には結果が分かると言われています。
事前のアンケートなどでは賛成派と反対派が拮抗しているようですね。

この投票所からの帰り道、スコットランドの民族衣装であるキルトスカートを履きながらも、胸に「NO」（独立反対）のバッジをつけたおじさまとすれ違いました。
民族の誇りを持つことと、国としての独立は別問題なのだということでしょう。

ちなみにBBCのこのページ、イギリス有名人たちのコメントが読めて面白いですよ。
それぞれの独立に対する考え方が垣間見られます。

Scottish independence: What have celebrities been saying?
http://www.bbc.co.uk/news/uk-scotland-scotland-politics-26275521

さて、結果はどうなりますか。
人々の反応なども、後日改めてお伝えできればいいなと思います。

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