アメリカ

アメリカ:シアトル

ハフマン・ワカバ

職業…兼業主婦(メーカー勤務)

居住都市…シアトル(アメリカワシントン州)

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食品だけ替えた今年の防災キット。水を含む基本的な食事は学区が出してくれることになっています

食品だけ替えた今年の防災キット。水を含む基本的な食事は学区が出してくれることになっています

シアトル近郊の公立小学校に通う息子は、年度初めに防災キット(emergency kit)を準備するようにと学校からリストをもらってきます。開閉式のビニール袋に詰めて用意する中身には、防災用品と言えば「防災頭巾、乾パン、水」とインプットされている私には意外に思えたり、感心したりするものがあります。


Space Blanket(スペース・ブランケット)は意味が分からずに同級生の親に尋ねたところ、ポリエチレンフィルムにアルミを蒸着させた銀色のシートのことで、雨や寒さ、暑さをしのぐ役割をするのだそうです。密封された保存食やジュースのほかに、1 “treat” itemもあります。直訳すれば、ご褒美1つ。私は息子の好きなキャンディを入れました。


今の日本の学校の防災用具に入っていなければ入れたらいいのにと思うものが、Family picture(家族写真)とA letter offering comfort and reassurance(安心させ、元気付けるための手紙1通)です。これがあるとないとでは、子供の精神的負担がだいぶ違うと思います。


幸いなことに食品以外は使い回しているので、我が家の家族写真は息子が幼稚園を卒園した時のものなのですが、来年も再来年も、未使用のまま学年末に防災キットが戻ってくることを祈ってやみません。



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