金正恩第1書記も参加?2015年版アジア・アフリカ会議
2015.02.02 up
アジア・アフリカ会議博物館
「アジア・アフリカ会議」、何となく耳にされたことはあるのではないでしょうか。第二次世界大戦後に欧米諸国から独立したアジア・アフリカ諸国29ヶ国が参加(日本も参加)した、有色人種国による初めての会議です。この第一回の会議が1955年4月「バンドン」で開催されました。そのため、この会議を「バンドン会議」とも呼びます(第二回以降は継続されず)。この会議で「平和十原則」が宣言されました。
博物館内の様子
今年、2015年4月はこの会議が開かれて60周年となります。そこで、インドネシアは109ヶ国と25の国際機関を招待し、ジャカルタで開発や福祉や和平の推進に向けた途上国間の協力のあり方について話し合う予定だそうです。ジャカルタでの会議の後、4月24日にはバンドンで記念式典も予定。北朝鮮の金正恩第1書記も参加するのではないかとのことで、インドネシアでも大変注目が集まっています。もし、金正恩第1書記が参加するとなると、初の国際的な首脳外交の舞台となるからです。
金正恩第1書記がバンドンに来る見込み!と記事になっています(kompas.comより)
この1955年にアジア・アフリカ会議が開かれた会場は、今でもバンドンに「アジア・アフリカ会議博物館」として残っています。また、当時この会議の際に各国代表が宿泊したホテル(Savoy Homann Bidakara Hotel)も、今でも重厚ある佇まいで稼動しています。私も宿泊したことがありますが、既に古くはなっているものの、写真などが展示されていて歴史の重みを感じることができます。価格も日本のビジネスホテル程度ですので、ご興味のある方は、Savoyホテルに泊まって、博物館を見学してみるのはいかがでしょうか。
当時各国代表が宿泊したSavoy Homann Bidakara Hotel
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