ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サンパウロの公園で集まるベビーシッターの女性たちと世話する子どもたち

サンパウロの公園で集まるベビーシッターの女性たちと世話する子どもたち

 公園やマンションのキッズルームに足を踏み入れると、白服隊の女性たちがベビーカーと乳幼児、幼児たちと一緒に過ごしている...

 そんな光景をサンパウロで見かけたら、たいていベビーシッターとその世話する子どもたちです。


ブラジルの公園でくつろぐベビーシッターの女性と世話する子ども

ブラジルの公園でくつろぐベビーシッターの女性と世話する子ども

 「ベビーシッター」はポルトガル語で「ババ」と呼ばれます。ブラジルの日常生活の中でよく聞こえてくる職業の一つです。

 女性の社会進出が進んでいるサンパウロでは、働く女性は気軽にベビーシッターを雇う傾向があります。

 ブラジルで長年生きてきた人に聞くと、昔は比較的裕福な階層以上の人がベビーシッターを雇っていましたが、今は普通のサラリーマン夫婦が気軽にババを雇うようになったと言います。

 ベビーシッターが絶対に白い服を着なければならない決まりはありませんが、暗黙の決まりのようなところがあり、大人と子どもとの顔つきや肌の色の違いなどと合わせて一目でママかベビーシッターかは予想できます。


サンパウロの公園で集まるベビーシッターの女性たちと世話する子どもたち

サンパウロの公園で集まるベビーシッターの女性たちと世話する子どもたち

 サンパウロで育児中のママが公園やマンションのキッズルームに行くと、ママ友同士ではなく、白い服を着たババ友同士が一緒になって子どもを見ているという光景に出合う事があります。

 ブラジルは気さくな人が多く、ママでもババでもすぐに子どもの年齢を尋ね合ったりして会話が進みますが、さすがに白服隊のババ友がグループになっていると迫力があります。
 
 自分の子どもを連れてきたママたちとはどこか一線を引く雰囲気があり、子どもはともかく、ママたちとババ友グループの間にはやんわりとした壁が立ちはだかるかのようです。




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  • 3 コメント

3 - Comments

道下より:

2015 年 02 月 05 日 16:17:04

日本のイクメンは絶対に輪に入れないでしょうね。ママ友およびパパ友恐るべしですな。

大浦より:

2015 年 02 月 05 日 17:48:23

〉道下さま
 ですよね。でも味方になってもらえればきっと強力な助っ人さんたちです!ベビーシッター大国ならではの光景だし、ベビーシッターもママと同様、一人の密室育児よりは仲間と子どもたちと一緒の方が楽しく過ごせそうですね。

道下より:

2015 年 02 月 06 日 14:47:27

日本も消費税が高くなるなどの時代背景で共働きが増え、ベビーシッター需要もますます高まっています。ぜひ、ベビーシッター大国の“パパ”事情を見習いたいものです。

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