タイ

タイ:バンコク

青柳 みちよ(あおやぎ みちよ)

職業…主婦ライター

居住都市…バンコク(タイ)

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写真撮っても良い?と聞くと帽子を取ってくれました

写真撮っても良い?と聞くと帽子を取ってくれました

「今、包丁研ぎのおじさんに来てもらってるんだけど、見に来ない?」とご近所の方に声を掛けられ、思わず外に飛び出しました。表には日焼けした小柄なおじさんが、小さな椅子にちょこんと腰掛けています。「サワディカー」と挨拶すると、ニッコリと返してくれました。
彼は流しの包丁研ぎです。「包丁、ハサミ研ぎますよー」と呼び声を上げながら、いつも歩いているそうです。


作業中のおじさん

作業中のおじさん

作業を見学させてもらうことにしました。
包丁を研ぎ始めると、おっとりとした雰囲気とは打って変わって、まさにプロの手さばきで作業をこなしていきます。
研ぎあがった包丁を、持参したカボチャに刺してみるご近所さん。「どうですか?」と聞くと「さっくり刺さるわぁ」と満足そう。
それではと、私も切れの悪くなった包丁を1本研いでもらうことにしました。


簡単そうで難しい包丁研ぎ

簡単そうで難しい包丁研ぎ

おじさんは古ぼけたバッグから取り出した桶に水を張り、スポンジとサンドペーパーを浸します。
使用するのはもちろん砥石。それもドイツ製の立派なものです。
こう言っちゃ何ですが、タイの流しの包丁研ぎが、ドイツ製の“ちゃんとした”砥石を使っているとは意外でした。機械を使う研ぎ師は見たことがありますが、砥石で研いでもらうほうが何となく嬉しいものです。


出来上がり!

出来上がり!


ドイツ製だね、というと、こんな風に見せてくれます。自慢の商売道具なのかも知れません

ドイツ製だね、というと、こんな風に見せてくれます。自慢の商売道具なのかも知れません

研ぎあがった包丁は切れ味鋭く、その出来栄えに大満足です。料金は1本たったの20バーツ(約60円)。またお願いしたいと思いました。
流しの商売人はなかなか呼び止めにくいのですが、これからはもっと利用したいものです。


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