海の幸一杯!ビーチのグルメ 1
2015.02.23 up
どちらかと言えば、お魚料理の苦手なメキシコです。
街のシーフードレストランでも、揚げるか焼くか、ぐらいしかなく、こうるさい日本人を納得させるようなさっぱりと新鮮なお魚の素材を楽しめるような料理というのはあまりありません。海に囲まれているのに、残念。
東をメキシコ湾と大西洋、西を太平洋と、海に囲まれている割には内陸ばかりに人口の集まるメキシコ。やっぱり海はみんなの憧れ。そんな海辺でシーフードをほおばれば、気分も高まるわけです。
左がセビチェ、右が生ガキ!
そこでご注意。
いくら海辺といえど、日本のように生で食べることはほとんどありません。生で食べる魚介類は、カキぐらいでしょう。そして、ペルー発祥で中南米のこれぞシーフードとも言えるセビチェ。
セビチェは、生の白身魚やエビ、タコを細かく刻み、もしくはミンチ状にし、それをたっぷりのレモン汁で合えたもの。塩と刻みタマネギとシラントロ(香菜)と青唐辛子などで味を整えて、カリカリのトスターダス(揚げたトルティーヤ)に乗せて食べます。
おいしいのですが、やっぱりこれもレモン汁の酸味で魚本来の食感ではありません。
でも、ビールとの相性は当然ながら最高!
どかーんとまるまる一匹を流木で焼きます。
大家族などでビーチに行ったらぜひ食べたいのが、「魚の流木焼き」。地元で揚がった新鮮な白身魚を、流木で豪快に焼き上げるこの一品。値段は魚の重さで決まります。たとえば、2kgの鯛の仲間なら250ペソ(約2000円)。これを腹開きにして、市販の(もしくはそれに手を加えた自家製)甘辛バーベキューソースをこれでもかと塗り、流木を薪にした巨大バーベキューグリルでじっくりと焼き上げて行きます。
普通の炭を使うよりも、身がふっくらと焼き上がる気がします。
さすがにこれだけ新鮮な魚は都市部で手に入る事はありません。生で食べない文化に少々もったいなさを感じますが、でも魚は魚。巡り会えただけでも、つつけるだけでも幸せを感じる日本人です。
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