日本でも全国夏休みが始まったと思いますが、スイスでも7月の半ばごろから学校の夏休みが始まりました。混雑を避けるため、州・地域によって少しずつ夏休みが始まる日をずらしているのですが、それでも町はどこへ行けども人々でいっぱいです。

　仲良しのお友達同士なのでしょうか、小学生から高校生ぐらいの若者たちが連れだってショッピングをしている姿、湖畔ではバーベキューを楽しむ人たち、そしてなんといっても大きなスーツケースを両手（！）に、スイス旅行へやってきた観光客でにぎわうのも、この時期の風物詩です。

　「仕事をしている人はさすがに夏休みはないのでは？」と思われそうですが、子どもたちの夏休みに合わせて２～３週間の休暇をとる保護者が多いのか、いつもは満員電車な時間帯でも心なし空いているような気がします。

　職場や近所、親しい友人たちの夏休み事情を尋ねてみました。
『２週間スペインのマヨルカ島でのんびり家族と滞在する』という近場のヨーロッパでのんびりする派、『３週間エクアドルでジャングル体験に行くんだ！』と冒険旅行へ出かけるアドベンチャー派、『長い休みは取らないけど、数日ずつスイスの色々な山へ登りにいくつもりよ！』というスイスでミニ休暇を過ごす派……など様々でした。

　現在私の職場の半分ほどの同僚たちが休暇中なのですが、スイス全体がそういった感じなので平和なものです（笑）。
　「そんなに一度に皆で休みをとったら、仕事にならないんじゃないの？」と日本の知人に不思議がられることがありますが、仕事にあまりなりません（笑）。でもそれが普通なので取引先や他の部署に連絡をとって「○○は先週から休暇で、２週間後まで戻りません」なんて言われてがっくりくることはあっても、結局「そうか、夏だから仕方がないなあ～」で片付いてしまうのも、夏の職場のお約束となっています（苦笑）。

レポーター「小島 瑞生」の最近の記事

• スイスはもはや『チョコレートの国』にあらず？
• インパクト強め！『エイリアン』ファンの聖地でコーヒータイム
• スイスのショコラトリーで感じる、春の訪れ

「スイス」の他の記事

• スイスはもはや『チョコレートの国』にあらず？
• インパクト強め！『エイリアン』ファンの聖地でコーヒータイム
• スイスのショコラトリーで感じる、春の訪れ