夏休みは夏期講習とカナダ横断
2015.08.02 up
音楽キャンプ。娘の学校は音楽も盛んなので、5教科以外ですが音楽もあります
カナダでは、小学校から高校までの夏休みは、各学校や州によって異なるものの、多くは7月から8月末までの2カ月間です。日本のように、クラブ活動が盛んではありませんし、受験がないので、塾の夏期講習もありません。
小学校に行く子どもを持つ親は、できるだけ有意義に夏休みを過ごしてもらうために、1週間単位で行われる、スポーツやアクティビティをテーマにしたサマーキャンプに参加させたりします。しかし、中学生や高校生向けのサマーキャンプはあまりないため、学校で約1か月間行われるサマースクールと呼ばれる夏期講習に子どもを入れたりします。
何も予定を入れていないと、お昼近くまで寝て、お昼から友達と遊び、夜は遅くまでテレビを見たり、ゲームをして過ごすという状況に陥りがちなこともあり、我が家では14歳の末っ子は夏期講習を取らせました。
この夏期講習は公立校などで行われるもので、通常、基本となる5教科につき、1教科ずつ取るものです。1日3~4時間を1カ月受講することで、1年分のその教科の内容をカバーします。すなわち、たとえば高1の生物を受講すると、7月の1カ月で高1の生物の修了を目指します。
そのため、6月末までの前の学年(カナダは9月が新学年スタート)で、単位を落とした科目を再度、受けることもできますし、点数が悪かった子どもは復習することもできます。あるいは、次の年の予習として取ることも可能ですし、大学入試に有利なように、卒業要件以上に単位を取る人もいます。
学校での夏期講習は7月中で午前か午後を選択できます。カナダでは夏はのんびりという人が多いので、夏期講習に参加させても、午前か午後のいずれかのみが一般的。朝寝を避けて、一日を有意義に過ごして欲しかったので、息子は午前中のクラスを取らせました。
さて、親のほうも夏に休暇を取る人が大半です。ただし、ヨーロッパのように長期的に休めず、せいぜい2週間です。夫も2週間休みがあるので、夏期講習の終わった8月には義母が持つ別荘に子どもたちを連れて出かけます。
片道2500キロの車の旅。辛くても、みんなに会えるのが楽しみで頑張ります。
この別荘はオンタリオ州にあるため、片道2500キロの車の旅になります。私も以前は参加していましたが、車でこれだけの距離を走るのは、辛いので、ここ数年は留守番しています。
国土の広いカナダで、親戚が離れて暮らしていると、夏休みはみんなで集まる絶好のチャンス。我が家の場合も、別荘には親戚が集まるので、子どもたちは従兄弟や叔父さん、叔母さん、お祖父さん、お祖母さんと過ごすことができる、この旅行をとても楽しみにしています。
みんなでゲームをして遊んだり…
一日の締めくくりは美しい夕陽という毎日。
湖畔にある別荘では、毎日、釣りをしたり、泳いだり……。子どもたちは従兄弟どうし、とても仲が良いのにも、感心します。私は残念ながら、従兄弟たちとは特に中学校以降はお互い部活があったり、受験勉強があったりで、そんなに遊んだりしませんでした。
夏休みもほぼ折り返し地点を迎えました。2か月もある、長い休みと思っていても、特に最後の1カ月は、しっかり遊ぶのであっという間に過ぎてしまいます。
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