スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

前の月へ

2024.4

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30     

建国記念日用の、スイスがテーマになったナプキンたち。可愛いですね!

建国記念日用の、スイスがテーマになったナプキンたち。可愛いですね!

 8月1日はスイスの誕生日、つまり建国記念日です!1か月ほど前からはスーパーマーケットなどで、パンやソーセージ(当日にBBQをして楽しむというコンセプト?)、スイス国旗やウシ、エーデルワイスなどスイスのイメージがモチーフになったグッズなどが、カラフルに店内を賑わせていました。

 8月1日は祝日なのですが、今年は土曜日にあたってしまい残念!一日祝日が少なくなってしまった……悔しい~!


風車や国旗のデコレーション、提灯などあらゆるものがスイスカラー(赤&白)。

風車や国旗のデコレーション、提灯などあらゆるものがスイスカラー(赤&白)。

  建国記念日には、各州や自治体でさまざまな楽しいイベントが催されるのですが、一番のハイライトは花火!毎年7月31日、建国記念日前夜にはあちらこちらで花火があがる音がよく聞こえます。

 と・こ・ろ・が・です。今年はある問題が――。猛暑が続き、更に降水量が例年よりも少ない今年は、森林の木々が乾燥していることもあり、山火事が多く発生しているのだそう。そのため、花火を禁止する州や自治体が次々と出てきたのです。


数日前に我が家に入っていた広告には、大々的に花火の売り出しがされていましたが、当然ながら花火を置いている店舗は我が町にはありませんでした。

数日前に我が家に入っていた広告には、大々的に花火の売り出しがされていましたが、当然ながら花火を置いている店舗は我が町にはありませんでした。

 その後、7月の終わりに雨が降ったこともあり、<花火禁止令>を撤回して『花火を扱う時は森林から離れるよう』などと<花火扱い注意令>とする地域はあるものの、私の在住するフリブール州は、林や森、農地が多いからか、花火禁止令続行中です。違反すると50,000スイスフラン(約640万円)の罰金なのだとか。


 果たして、<花火禁止>地区のお店では花火を置くことができず、花火をしたい人、見たい人は<花火扱い注意(花火OK)>地区まで行かねばなりません。

 今年の建国記念日と前夜のフリブールは、少し静かで寂しい日になりそうです。



レポーター「小島 瑞生」の最近の記事

「スイス」の他の記事

  • 852 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives