少し前の話ですが、スイス政府観光庁（Suisse Tourisme/Schweiz Tourismus）が、国籍によってスイスでの人気滞在地も異なるという、ちょっとおもしろい統計を発表していました。

　まず国籍関わらず、スイスで一番滞在されている都市はチューリヒだそうで、これは納得な気がします。私自身の話ですが、初めてスイスへ一人旅に来たとき、チューリヒに３泊しました。…というかスイスといえばチューリヒの町しか知らなかったというのが、大きな理由です（笑）。

　チューリヒの次に滞在されることが多い街はジュネーブ、そしてツェルマット、ルツェルン、バーゼル、ダボス、ローザンヌ、ベルン、インターラーケン、サンモリッツとのこと。

さて、スイスは自然がいっぱいの国ですのですが、その中でもスイス人に好まれる行き先はレンク（Lenk/ベルン州）、ジーグリスヴィル（Sigriswil/ベルン州）、モールシャッハ（Morschach/シュヴィッツ州）、シュヴェンデ（Schwende/ アッペンツェル・インナーローデン準州）、そしてシュクオール（Scuol/グラウビュンデン州）なのだそう。

　ちなみに私は、上記のスイス人お気に入りの地域・町の、どこへも行ったことがありません。やはりスイス人のお気に入りは外国人観光客とは違うのかもしれませんね。

　英国人のお気に入りといえば、ヴァレー州のヴェルビエ（Verbier/Valais)。そして中国からの観光客に人気なのが、ジジコン（Sisikon）。ウーリ州（Uri）にあります。アメリカ人観光客が好きな街がルツェルン、そしてロシア人のお気に入りがバート・ラガッツ（サンガレン州）ということで、本当に出身地によってさまざまなのがおもしろいです。

　はい、それではお待たせいたしました、日本から観光に訪れる人たちに一番人気の場所です…それはグリンデルワルド（Grindelwald）だそうですよ。その他にもハイジ村のあるマイエンフェルト（Maienfeld)やツェルマット（Zermatt）でも、日本からのツーリストの方々を多く見かけるように思います。

　スイスは小さい国ですが、他にもあまり観光客が訪れないような、それでも美しい場所、地域がたくさんありますので、みなさんもスイスを訪れる機会がありましたら、ぜひみなさんだけの秘密のお気に入りの町・村も見つけてみてはいかがでしょう。

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