地球の反対側ブラジルでも新しい年が明けた。ただ、南半球はいま、夏真っ盛り。日中は３０℃を超える猛暑の毎日だ。サンパウロ市に本部があるブラジル北海道文化福祉協会（北海道協会）は１月８日午前１１時すぎ、新年会を同協会会館で開いた。

　初めに先亡者に１分間の黙とうを捧げた。続いて日伯両国歌を全員で斉唱後、大沼宣信会長が「北海道人ブラジル移民１００周年は２年後の２０１９年です。北海道側と連絡を取り合いながら企画を進めたい。６月には館内エレベータが完成予定。また、カラオケ防音装置やエアコンも設置し、３月は役員改選など多忙な１年になる。皆さんのご協力をお願いしたい」と年頭あいさつ。「１月１日」の歌を全員で合唱後に乾杯し宴会に移った。

　中央のテーブルの上に並んだ料理は各自が一品ずつ持ち寄ったもの。巻きずし、春雨の酢の物、鶏の空揚げ、春巻き、果物などが並んだ。会場内には「おめでとう」「フェリス・アノ・ノーヴォ（新年おめでとう）」と日伯両国語が飛び交い、約１００人の参加者でにぎわった。

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