メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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毒々菓子@自宅

2013.01.05 up

 先日お伝えした「パーティの新デザート」、なんだか癖になってしまいました。

 あの、砂糖と塩、唐辛子の粉が混ざり合った「えも言われぬハーモニー。添加物たっぷりってわかっちゃいるけど」のお味、です。

 じつはあのパーティの翌日に行ったもう一件のパーティでも、似たような物が出されまして。こちらはすでに「出来上がり」の状態。


こどもには食べさせたくない、感じもしますが。

こどもには食べさせたくない、感じもしますが。

 外側だけ見ると、お祭り夜店の「りんご飴」にも見えますが、ここはメキシコです。
 甘いだけのお菓子なんて、甘いだけの恋愛みたいに退屈なわけです。

 青リンゴの周りに緩いキャンディ状の甘酸っぱいチャモイソースを絡めて、その上から砂糖、塩、チレ、チャモイの粉をばっさばっさ振り固めた状態で「さ、お齧りなさい、白雪姫」と差し出されました。

 さて。
 がぶ~~!

 お、おいしい。
 そのままでジューシィで美味しいリンゴに添加物なんて、と侮っていましたが。おいしい。
 体にはよくない、ということも十分理解しております。
 
 


 さて、あの「おいしい毒リンゴ」の味が忘れられません。
 でも、どこでも売っている、という訳でもないのです。
 しかし!わざわざこのリンゴを探し歩かなくても、家で出来る事が判明。悪い事ほど魅力的な物なんです。(大きい通りの交差点などに、長い棒にこのリンゴを刺して肩に担いでいるおじさんがいます。)

 スーパーにこの「チャモイサルサ」と、「上からバサバサパウダー」が売られていました。
 さっそく、迷わず購入。
 一節には、このメーカーのこういった「お母さんには怒られちゃうけど、おいしい♪」調味パウダーシリーズには、おそらく日本の厚生省からは「ぜったい売っては行けません」と許可がおりない何かが入っている、というのを聞いた事があります。

 でもねぇ、毎日食べる訳でも、がぶ飲みする訳でもないし。。。いいじゃない、ちょっとぐらい。

 禁煙中の人の「ま、一本ぐらい」とか、休肝日の「挨拶の一杯」というのと同じです。


売ってます。一本100円ちょっと。

売ってます。一本100円ちょっと。

 刻んだリンゴに、サルサと粉をかけてみました。
 すっぱい。
 サルサは少なめが良い様です。

 そして蓋を開けて、あらこんにちは。
 中キャップが一般的な点々ではなくて、ニコちゃんマークになっているではありませんか!
 なんとも子供心をがっしりわしづかみにしている、この企業戦略。
 完敗です。

 ということで、今日もリンゴを買って来ました。
 ちなみに、リンゴは1キロ30ペソ程度(5個は買えるかな?)。 売られていた「メキシカン☆リンゴ飴」は一個15~20ペソ。
 お家で節約もできる、毒々菓子、です。


わ〜い、わ〜い♪今日もリンゴ食べる〜♪

わ〜い、わ〜い♪今日もリンゴ食べる〜♪


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