ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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世界選手権の舞台となるブラジルGB連合スタジアム

世界選手権の舞台となるブラジルGB連合スタジアム

 芽室町はゲートボール(GB)発祥の地として名高い。ブラジルでも日系人を中心に老若男女を問わず根強い人気がある。今年は日本移民110周年。それを記念して5か月後の9月22、23日の2日間、サンパウロ市で『第12回世界GB選手権大会』(世界GB連合など主催)が開かれる。


 ブラジルでは1988年9月に第3回世界GB選手権大会がサンパウロ市内のパカエンブーサッカー場で開催された。日本移民80周年の年だった。ブラジルでの世界大会は2度目、30年ぶりだ。今回はブラジルGB連合専用スタジアムで64チームが出場し試合が展開される。


 ブラジルGB連合会長の本多八郎さん(73)=2世=は「連合スタジアムには16コートある。今回の大会では8コートを使い、各国代表が戦う。南米はブラジルをはじめアルゼンチン、ペルー、パラグアイ、ウルグアイの出場が決定しています。日本、中国、台湾、オーストラリア、タイ、スイスなどの南米以外の国々については、5月末に最終決定するでしょう」と話す。


 ブラジルにGBがもたらされたのは1980年代初頭。里帰りの日本移民が用具を持ち帰り、瞬く間に広がった。同連合の設立は1982年で、会員は90年代の約5、000人に比べると減少した。現在は約2,800人。都会では主に高齢者が楽しむが、各地域では青年層以下に人気が高い。年間スケジュールは全伯大会をはじめ、高齢者、男子・女子、県人会対抗など約2か月に1回、催されている。


 「芽室町での親善大会では、皆さんにブラジルチームが大変お世話になりました。感謝しています。今回の大会に皆さん、ぜひサンパウロへおいでください。歓待します」と、本多さんは目を輝かせた。試合前日の21日にはサンバショーが計画されている。


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タグ:サンパウロ

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