スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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晴れた週末に、外でのんびりする人々。マスク着用者は筆者も含めゼロでした。

晴れた週末に、外でのんびりする人々。マスク着用者は筆者も含めゼロでした。

 新型コロナの影響で、外出自粛規制が出てから約2か月もの間、スイスでも制限された生活が続きましたが、5月半ばからほとんどの店やレストランが営業再開、学校も様子を見ながら通学が始まり、さらに6月初旬からは、遊園地や博物館、スイミングプール、キャンプ場なども営業再開――と、新型コロナ感染流行前の生活にかなり近くなってきました。


スナック菓子などを販売している自販機には、マスクも売られています。

スナック菓子などを販売している自販機には、マスクも売られています。

 とはいえ、引き続き他人と2メートルの距離をとるソーシャルディスタンスや、日々の手洗い、消毒など衛生管理を続けることは、そのまま継続して行うこととなっています。スイスではマスク着用は義務ではありませんが、朝の混雑時の交通機関など、ソーシャルディスタンスがとりにくい場合などは、マスクを着用することが望ましい、ということになっています。

 しかし混雑したバスなどの中で、マスクをしている人はほとんどいないように思います。一時期品切れだったり、値段が高騰していたりといったことがこの国でも起きていましたが、現在はマスクが容易に入手できるはずなのですが…。
 
 もちろん、マスクを着用している人はいますが、ある日の通勤中に興味本位で数えてみたら、片手で数えられるほどでした。


自販機のマスクは、2枚入りで3スイスフラン(約340円)。買う人は果たしているのでしょうか。

自販機のマスクは、2枚入りで3スイスフラン(約340円)。買う人は果たしているのでしょうか。

 あまりに周りでマスクをつけている人が少ないので、友人の一人は「みんなマスクをしてないから、いつも持ち歩いてはいるけど、自分がマスクをして歩いたことはないなあ」と、ポケットからクシャクシャのマスクを取り出して見せてくれた時は、さすがに苦笑しました。

 6月15日からは、お互いに国境閉鎖をしていた他のヨーロッパの国々とも、再び自由な行き来が可能となり、夏休みの旅行シーズンに向けての経済活動も徐々に再開されています。更に人の往来が激しくなるこれからの季節、このままクラスターなど起こらず、安定した生活が続くと良いなと思います。


ファーストフード店内にて。ソーシャルディスタンスを守っています。スタッフの方が一生懸命テーブルを消毒していました。

ファーストフード店内にて。ソーシャルディスタンスを守っています。スタッフの方が一生懸命テーブルを消毒していました。



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