実用?見せしめ?日用品店で普通に売られている鞭
2009.07.10 up
鞭と呼ぶには、ちょっと頼りない外見・・・
シンガポールからは、ちょっとどきりとさせられる雑貨を紹介します。
それは、ずばり「鞭」。
人から言われるまで鞭とは分からず、背中掻きとか虫取り棒のようなもの?に見えました。
一本60セント(約42円)で、バケツやモップなどと一緒に平然と日用品店で売られています。
在庫はいっぱい。ハエ叩きと一緒に並べられています。
シンガポールでは、犯罪に対する刑罰として鞭打ちが採用されています。
植民地時代にイギリスから持ち込まれたそうです。
家庭や教育の場でも昔ほど頻繁に用いられはしないものの、小中学校にはいまだに鞭打ちの罰は存在しています。
鞭打ちの権利を所有するのは校長先生のみで、使用の際には教育省と家庭から事前に許可が必要、とのこと。
よほどの悪事を働かない限り、大抵は無縁でいられるようです。
保育園や幼稚園など幼児教育の場では、学校が鞭を保有することすら法律で禁じられています。
お店の店員に聞いたところ、家庭では、しつけのツールとしてまだまだ現役として大活躍で、普通に売れているそう。
でも、実際に使われるより、見せしめとして一家に一本、という役回りらしい。
息子の幼稚園で顔を合わせるシンガポール人の母親と話をしていたときに、「ご飯をちゃんと食べないとこれよ!と鞭を見せると効果てきめんよ」と言われたことがあります。
ちなみに、私の主人の実家にもかつて鞭があり、軽いお仕置きには用いられることもあったとか。
「ああいうものが家にあった、ということ自体、あまりいい思い出として残っていない」といまだに言います。
※imaサイトの7月の特集は「日本に紹介したいおもしろ雑貨」です。世界各地のリポーターさんから、おらが国のおもしろ雑貨を紹介していただいています。
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1 - Comments
Setsuより:
2009 年 07 月 11 日 05:48:00
ちなみに、そのカラフルな柄(?←ここ)は、ビニ傘のものでしょうね。。。。
我が家のお仕置きには布団たたきが用いられていました。
四半世紀経った今でも、その効果はてきめんです。
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