メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 2月28日にメキシコ国内で初めての感染者が確認されてから、感染者の数は少しずつ増えてきています。
 グアダラハラのあるハリスコ州でも3人の感染者が見つかっています。

 


除菌ジェルも完全に売り切れ

除菌ジェルも完全に売り切れ

 国内の主要都市の大学などでも、連休の開ける17日から当面の間、休講措置や、インターネットでの遠隔授業の対応が取られることが決まりました。
 
 ハリスコ州知事は「感染者の多いアジアの国々に倣い、すべての初等教育を連休明けから休校措置とする」発表を正式にしました。

 大型スーパーや薬局などでも、マスクや除菌ジェルなどの欠品が今月に入ってから始まっています。
 また、今後予想される混乱に伴う流通の麻痺を懸念して、市民たちの各種商品買いだめも始まっています。これを受けて、ハリスコ州の商工会議所からは「何ヶ月分も食料やトイレットペーパーなどを買いだめするのは適切ではない」と市民に呼びかけています。

 世界中どこでもそうですが、メキシコでもデマが流れ始めています。

 ジェルで除菌できるのはバクテリア、新型肺炎はウィルスなのでジェルは役に立たない。ウィルスを除菌できるのは衣類に使う柔軟剤に酢を垂らしたもの。→科学的根拠がないので単なる噂。

 国内経済の主要な収入源となっている観光業は、海外からの旅行客の激減でホテル業界は7割がキャンセル。今後、経営難などで失業者が増えることが予想され、それに伴い各都市部での治安も悪化するのでは、との見解もされています。




 


一ヶ月前は誰も買っていなかったマスクも売り切れ

一ヶ月前は誰も買っていなかったマスクも売り切れ

 実際の感染者増加、蔓延を危惧するよりも、むしろそれに付随した社会の混乱や犯罪の増加に注意すべき、とも市民たちは考えています。




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