米領サモア諸島を震源とする大地震で、少なくとも3人のオーストラリア人が犠牲になったことが9月30日、分かりました。
　オーストラリアでも津波警報が出された今回の地震ですが、昨日のスマトラ地震と合わせて、トップ・ニュースとして現在もさまざまニュースが報道されています。

　サモア地震が起きたのは、現地時間29日午前6時48分で、震源地はサモアのウボル島近辺と見られています。特に島の南東部には、オーストラリア人が多く滞在する格安リゾートがあり、今回亡くなった方たちは、同リゾートにホリデーで訪れていたとのことです。
　地震後まもなく襲った津波は、高さ９メートルほどあったということで、逃げる余裕がなかったとのこです。
　また、行方不明になっている人がさらに6人以上いるとのことで、安否の確認が急がれていますが、未だ正確な情報がつかみにくく、当地のサモア・シドニー・カウンシルへの連絡が多数寄せられているようです。
　と、書いていたら、今、4人目の犠牲者が発表されました。15カ月の男児です。今後も犠牲者の数が増えそうです。

　また、オーストラリアの北に位置するスマトラ島を襲った地震は現在、緊急ニュースとして、各メディアで扱われています。
　ほぼ現地とのコンタクトができない状態のようで、シドニーに住む約2000人のミナン人（被災地のパダンの人）たちの焦りと苛立ちは最高潮に達していると報じられています。
　2つの大地震が起きたエリアに近いオーストラリアは現在、支援物資と軍の救助隊を両国に派遣し始めました。
　

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