ドイツではもみの木をワラで飾る!
2009.12.26 up
子供の頃、クリスマスに本物のもみの木を飾ってみることに憧れていましたが、その夢はドイツで叶いました。
しかも、結構簡単に。
12月に入るともみの木マーケットが街角現れます。
2メートル程の高さがあるもので、20~25ユーロ(2600円~3200円)ぐらいのお値段で買えます。
小さい木だと、とってもお買い得。
もみの木を売っているお店。右側にあるメタルの筒に通して網で縛って、持って帰り易いようにしてもらえます。後ろに見えるのが筒に通した後の状態。
メタリックボールやガラスボール、ライトは日本でもお馴染のクリスマスツリー装飾品ですが、ドイツのツリーに欠かせない伝統装飾品がもう一つあります。それは、シュトローシュテルンと言う藁で作られた星型のオーナメントです。
星の輝く夜に藁が敷き詰められた馬小屋で生まれたキリスト。そして、その誕生した街に輝いたベツレヘムの星。
それを見た羊飼いがキリストの誕生を祝う贈り物として、藁で星の装飾を作ったという言い伝えがあります。それがこの文化の由来です。
また、中世期藁は貧しい人々も簡単に手にできる素材であったため、シュトローシュテルン文化は人々の間に広まっていきました。
質素な素材ですが、細かい作業を経て作り上げられたものはとてもゴージャスに仕上がっています。
安い素材であってもお店で売っているハンドメイドの凝りに凝ったシュトローシュテルンは結構なお値段です。
自分で制作してみたこともありますが、これが結構難しいのです。
繊細な素材でもあるので、藁にアイロンをあてたり、糸を通したり、細かく切ったりする過程で失敗してしまうことが多々あります。
シュトローシュテルン。くるみ割り人形もクリスマスに飾ります。
メタリックボールやカラーライトで飾る派手なクリスマスツリーもいいですが、藁の装飾品で飾るクリスマスツリーは温もりがあり、厳かなクリスマスを演出してくれます。
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1 - Comments
とんぼちゃんより:
2009 年 12 月 26 日 20:57:08
うちにも大きなシュトローシュテルンがあるよ。
ママに直接もろたんか、うちのおかん経由でもろたんか…
私はまだ本物のモミの木をクリスマスツリーに飾る夢は
かなえられていません。
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