私の住む国には容姿端麗の美女が掃いて捨てるほど。女優になれるような人がうじゃうじゃなんです。

ブラジルは人口約２億人、世界の人種が集まってできた国です。混ざり合うと優秀な人間が生まれるそうですが、それを実証するかのように美人がわんさといます。

　町中を歩く素敵な女性の全身を眺めて、スタンドバーから男たちが口笛吹いて冷やかしても「いやらしい！」の言葉は返ってきません。ヘンな言葉を受けてもニッコリ笑って軽く受け流す。仕草が自然なのです。何と心に余裕のあるブラジル人女性でしょうか。脱帽、最敬礼です。それに比べて、経済先進国を自慢する国々ではセクハラだの何のかんの…。

　男は好きな人に全身全霊を打ち込みます。貴女のためなら弾よけになって死んでもいい。君は月だ、太陽だ、カンテラだと知っている限りの“光る”言葉を機関銃のごとく口にして褒め上げる。だから、ますます輝くのでしょうか。

「あなた、私のことをどう思っているの？」に、ムスッと「言わなくても分かっているだろう！」なんか通用しません。ブラジル人と“婚活”したかったらこの忠告をお忘れなく。私も若い時代に大変、著しく、非常に苦労いたしました。そんなことはどうでもいい。
　嘘か誠か、自分の目で確認したかったらぜひブラジルへ。

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