絵葉書のようなポルトフィーノの入り江
リグリア海の中で、ヨーロッパ有数の避暑地と言われる高級リゾート地Portofino(ポルトフィーノ)があります。かつてはひなびた漁村であった小さな入り江に、現在、宇宙戦艦大和のような巨大な豪華客船が停泊し、カラフルな別荘や高級ホテルが山肌を覆っています。
ポルトフィーノの灯台への遊歩道より眺める半島
ポルトフィーノへのアクセスには、サンタ・マルゲリータ・リーグレから狭い展望道路を走るバスで20分。あるいは船で15分。車道もこの町で行き止まりという不便な土地ではありますが、10m程の町のメイン通りにはブランド店が連なっています。展望道路沿いに海に張り出すように建つお城は、ベルルスコーニ首相が借りています。ポルトフィーノにはドルチェ&ガッバーナの別荘もあり、お友達の歌手マドンナもよく足を運ぶようで、今年の彼女の誕生日(8/16)も同地で迎えたとニュースで流れていました。私の知人も過去に、マドンナがボディーガードと共に、展望道路をマラソンしている所に遭遇したとのことです。
展望道路沿いにあるベルルスコーニ首相の借りているお城
他に周辺の見所として、サンタ・マルゲリータ・リーグレよりポルトフィーノ経由の船で45分のSan Fruttuoso(サン・フルットゥオーソ)という漁村があります。車での陸路のアクセスがなく、自然公園の中のポルトフィーノ山の麓の入り江に、10世紀に建てられた修道院が重々しく迎えます。入り江の中には海に携わる人を守る為、海底にブロンズ像のキリストが置かれ、ある種の観光スポットにもなっています。小さな海水浴場ですが、海水はとても澄んでいて、足元に小さな魚が泳ぐのが見えます。
サン・フルットゥオーソの入り江に建つ修道院、海からの眺め
ポルトフィーノの派手さと相反するように、少し足を伸ばすと質素ではありますが、広大な自然と精神的に豊かにしてくれるサン・フルットゥオーソがあります。前者には経済危機など全く感じられない、少し現実離れをした光景に戸惑った後に、後者の癒しのスポットでなんとなくホッとしました。
サン・フルットゥオーソの小さな入り江の岩場で海水浴
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タグ:バカンス,旅行
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1 - Comments
sabaより:
2009 年 09 月 21 日 11:50:04
ここが高級リゾート地になった最初のきっかけは何なのでしょうね?
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