木にたんこぶのようについているアリノトリデ
パプアニューギニアの森に入ると、頻繁に見かけるものがある。それが、この瘤です。
木の上の方に張り付いているこの瘤の正体は、実はアリの巣で、アリノトリデと呼ばれています。
中を割ってみると・・・
この瘤は、木の寄生植物ですが、瘤の中には、まさにアリが好みそうな溝がアリの巣のように出来ています。アリが棲み始めると、アリが運んできた栄養分や排出分がまたこの瘤の栄養分になって、どんどん大きくなります。
この瘤などを見ていて思ったのですが、パプアニューギニアの人間社会も、この瘤に大変似ています。家には、いろいろな家族が出入りし、その家に、食べ物やお金(瘤で言う栄養分)があると、その家は、人でいっぱいになるのです。ここでは、人間も資源の一部なんだと実感させられます。
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