スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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スイスには規模の大小はあれど21カ所の公式カジノが設置されています。画像はヴォー州モントルーのカジノ(Montreux, Vaud)

スイスには規模の大小はあれど21カ所の公式カジノが設置されています。画像はヴォー州モントルーのカジノ(Montreux, Vaud)

 日本では現在、カジノなど統合型リゾートを将来、実施するための審議をしている、というニュースを4月頃から目にしています。実はスイスにも既にカジノがあります(あまりスイスのイメージではないかもしれませんね!)。


個人で楽しむマシーンだけではなく、ディーラーのいるテーブルゲームももちろんあります(画像提供 Kursaal Bern)

個人で楽しむマシーンだけではなく、ディーラーのいるテーブルゲームももちろんあります(画像提供 Kursaal Bern)

 私自身、カジノには全く縁がなく、それこそ「カジノ」何て言葉を聞いただけで、ジェームスボンド(007)などの映画に出てくる<私の知らない>世界で、敷居が高い場所でした。

 スイスへ引っ越してきて、カジノを経験することになるのですが、スイスに限って言えば、スイスのカジノは割とカジュアルな感じで、正装していく必要も特にないため、気軽に訪れることができます。


カジノ内にあるカフェでひと休み(モントルー・カジノ)

カジノ内にあるカフェでひと休み(モントルー・カジノ)

 気になる入場料は、何と無料のところが多いのです。もしくは10スイスフラン程度(約1100円)ですが、有料の場合カジノ内にあるバーで、ソフトドリンクやアルコールなどワンドリンクと引き換えてくれるところがほとんどなので、実質的な入場料はタダに近くなります。

 カジノをプレーする会場への入場に際しては、身分証明書の提示(18歳以上)と登録を求められますが、施設内にはカフェやレストランなどが併設されているので、コーヒータイムやランチにカジノへやって来る家族もいます。

 その他にも博物館があったり、ディナーショーなどができるステージがあるカジノもあるので、「カジノ」と一言で言っても、ギャンブル以外の目的でもスイスでは多く愛されているんですよ♪


カジノ内はゲームマシーンもたくさん。一見すると普通のゲームセンターっぽい?(画像提供 Kursaal Bern)

カジノ内はゲームマシーンもたくさん。一見すると普通のゲームセンターっぽい?(画像提供 Kursaal Bern)

 ところで、スイスのカジノは売り上げの40~80%を、税金として国や地域に収めています。そのお金はその地域・自治体、社会保障関連事業のために役立っているので、カジノで仮に負けても地域のためになっている?!と言えるかもしれません。


カジノをプレーする会場に入場(右側)。内部は写真撮影禁止

カジノをプレーする会場に入場(右側)。内部は写真撮影禁止

 とはいえ、カジノのようなギャンブル系の遊びとなると、心配なのが「依存症」。各カジノでは、利用者ができるだけそうならないよう、注意喚起をホームページなどで行い、さらに依存症専門機関に関する情報も提供するよう法律で義務付けられています。スイスでは、カジノの入場回数の制限は特に設けられていないようですが、任意で特定のカジノへ自ら「入場禁止」してもらうよう、依頼することができます。

 そういうわけで、私も<依存症>にならないよう、カジノでたまに遊ぶ時は、節度をもって少額で、ちまちまと遊ぶようにしています(笑)。


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