台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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会議前の様子

会議前の様子

 5日は会議。前日の講義で学んだ成果をこの場で生かします。会議前は、昨年もそうですが、緊張感が漂います。


採決の様子

採決の様子

 今年の議題は、「人工知能(AI)が産業界に与える影響と対応法」。

 これまで同様、2会場に分け、会議を行いましたが、昨年のように参加者が議長から厳しい注意を受けることはありませんでした。

 また、両会場の議長も、必要以上に参加者にプレッシャーをかけないよう配慮し、積極的に参加者や指導の先生とコミュニケーションをとりながら、進行していました。


採決時は、プレートを上げます

採決時は、プレートを上げます

 前日、私服で来ていた参加者も、高校生のお姉さんたちから注意を受けたこともあってか、フォーマルなものに変えてきていました。ちなみに、その方は、会議中パートナーとしっかりコミュニケーションをとりながら、議事の進行に貢献し、閉会式で表彰されていました。


情報収集も怠りません

情報収集も怠りません

 緊張感がある会議の場でも、笑いがあり、議長、運営スタッフ、参加者にも笑顔が見られ、過去には見られなかった光景が広がっていました。

 特に、閉会式で北一女の生徒代表があいさつを行った際、会場全部を回りながら参加者に声を掛け、感想を聞いていました。その雰囲気がかつてテレビで見た田中角栄氏の選挙運動の様子に似ていて、私は笑いが止まりませんでした。


参加者に配られた軽食

参加者に配られた軽食

 2日間、全日程終了後に参加者に配っていたのが、上の写真の軽食。中は、300ミリリットル入りのパックの紅茶とパン、フルーツタルトなどが入っていました。
 
 担当の先生いわく、「会議や講義で頭を使った後は、お腹が空くから、こうして軽食を用意するようになった」ということですが、その心遣いは多くの参加者に響いたのではないかと思います。

 この模擬国連の参加者の中には、高校進学後、台湾各地で開催される模擬国連に参加し、成果を挙げている方もいます。多少課題もあるようですが、少しずつ解決されてきているので、来年以降の発展にも期待が持てそうです。


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