ブラジル

ブラジル:サンパウロ

日下野 良武(くさかの よしたけ)

◎職業;ジャーナリスト、ブラジル文化研究家
◎居住都市;サンパウロ市(ブラジル国)

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サンパウロ州の大手紙「フォーリャ・デ・サンパウロ」の紙面から

サンパウロ州の大手紙「フォーリャ・デ・サンパウロ」の紙面から

 北海道の森林面積は約550万?。これに対し、ブラジル国土内の森林面積は約5億?もある。そのアマゾンのジャングルが火災で燃え広がっている。
 8月下旬から9月初めにかけて、世界の人々の目はアマゾンの森林火災にくぎ付けになった。森林消滅は人類の危機にもつながると、日本をはじめ各国のメディアが大々的に報道した。


 ブラジルの森林資源保護団体は国内のテレビニュースの中で、「地球の酸素を最も大量に生み出すのはアマゾンだ。今、取り組まなければ大変。これまで政府はこの問題を放置していた」。また、同団体の弁護団のサマンタ・ピメンタ女史は、9月1日の「TVバンドニュース」で「諸外国はアマゾンを簡単にひとくくりにして論じている。が、この広大な森林地帯の監視は並大抵ではない。農家は農地拡張のために焼き畑をする。また、乾燥すれば自然発火もある」とコメントしていた。


 一方、ヨーロッパ各国の消火活動資金援助申し出に対し、ブラジルのボウソナロ大統領が拒否反応を示し、メディアにたたかれた。だが、愛国主義者の彼の本音は「アマゾン地域には豊富な諸鉱物資源があるし、わが国の領土に他国の干渉は受けたくない」だろう。


 現在、アマゾン河口に近いベレン市に42年住む同市日系団体役員の堤剛太さん(71)は「今回の森林火災の問題に違和感を覚える。なぜ、この機に国際的な報道になったのか。乾季の山焼き、農牧場拡張で火災が多い時期。背景には政治的な問題が絡んでいるようだ」と語る。


 サンパウロ市は乾季を迎え、過去1か月近く降雨がなかった。しかし、たまには雨も降る。先週、黒雲が一時的に市内の上空を覆った。これを「森林火災の煙の影響」と報道したメディアがあったが、2000~3000?も離れた現場から来たとは思えない。フェイクニュースのようだったようだ。


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タグ:サンパウロ

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