メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 毎年8月最終週に、公立幼稚園から小中学校の新学年が一斉に始まるメキシコですが、今年は新型コロナウィルスの影響がまだ残っており、いつもとは様子が異なります。

 今年3月から通常授業を中止しているハリスコ州の公立教育機関では、同年8月にはすでにリモートでの授業を開始。

 全ての家庭にインターネット回線やパソコンがあるわけではないので、親の携帯電話経由で教員が児童生徒に宿題を出し、回収しているスタイルが主になっています。

 今年春には州の教育関係者は早々とワクチン接種が割り当てられ、早期対面授業の再開を用意していました。


みんなで学校に集まれるのはもう少し先になりそうです

みんなで学校に集まれるのはもう少し先になりそうです

 しかしながら、ワクチンの2度摂取をしても感染者数が激減とまではいかないハリスコ州政府は、人命を第一と考えて、公立幼稚園から小中学校の児童生徒は「通学でも自宅でも、授業は保護者の判断に任せる」と夏前に発表しました。

 街中のお母さんたちの意向と判断もまちまちで、「家にいると子供が勉強しない」「家でそれなりに落ち着いて勉強させられるので、送り迎えせずに済む」と二分されています。
 
 今年の新学年スタートも、例年より1~2週間遅く、8月30日でした。でもこれはグアダラハラを擁するハリスコ州だけであって、州規模や地方自治体主体で感染状態やワクチン接種率によって時期も授業形態も選択できるようになっています。一元的な方法ではなく、それぞれの地方自治体のやり方、経済や安全対策への姿勢も異なるので任せよう、と言う計画です。





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