スイスで「涼」を求める旅(後編)〜マーモットたち不在、でも違う出会いが…
2024.09.06 up
シュピールボーデン展望台
フェー氷河を見て感動した後、再びゴンドラに乗り、往路時に乗り継いだシュピールボーデン(標高2448メートル)で降りました。
ここで有名なのは『マーモットの小道』。
スイスの高い山には、マーモットなど野生の動物たちが多く暮らしていますが、シュピールボーデンは、そんな野生のマーモットと交流がしやすい場所の一つ。
急斜面の細い道をそろそろと降りていくと、あちらこちらにマーモットの巣穴がありました。隠れ場が豊富な岩場の多い草原に、マーモットたちのいる確立が高いです。
どこかにマーモットたちがいるはずなのですが…
今回サース・フェーに来た3つ目の目的は、マーモットたちにエサをあげることだったのですが、姿が見えません。サース・フェーを出る前に、マーモットの好物であるリンゴやパン、ニンジンをせっかく持参して来たのに…。
マーモットにエサをあげにきたのはわれわれだけではなく、ピーナツがたくさん入った袋を2つ持って来たおばあちゃんとお孫さんと見られる二人組や、若いカップルなど数組が、一生懸命にマーモットを探していました。
マーモットの巣穴
結局、遠目にぽっちゃり体型の大きなマーモットがのこのこ草原を歩いているのを一瞬見かけただけで、間近でマーモットと交流することは叶いませんでした、悔しい!
マーモットたちはお腹が空いていなかったのか、昼寝中だったのかしら、などと思いつつ、失意を抱いて再びサース・フェーまでロープウェイで戻ってきました。
滞在ホテルに戻って少し休憩した後、今度はホテル近くにあった別のロープウェイ乗り場からハニック展望台(標高2336m)へ。そこからはさっき行ったばかりのフェー氷河が遠くに見えました。
ハニック展望台からの絶景と長いブランコ
そしてこんなところにブランコまでありました。
アニメ「アルプスの少女ハイジ」のオープニングシーンを思い出しましたが、それにしても周りの見晴らしが良すぎて、このブランコに乗るのが逆に怖いです(苦笑)。
その時、背後の方で、カランカランというベルの音が。近くでウシか何かが放牧されているのかな、と音のする方を見てみると、なんとスイスで時々見かける黒と白のヤギたち!
放牧されていたヤギたちの群れ
一心不乱に草を食(は)んでいるヤギを観察したり、写真を撮ったりしていると、さらに多くのヤギが隊列でやってきました。色々な種類のヤギがいて、みんな思い思いの行動を取っていました。
まもなく自転車に乗ったヤギ飼いの青年が、牧畜犬と共にやってきて、ヤギを追い立てて行きました。
マーモットや他の野生動物たちには会えませんでしたが、スイスアルプスのヤギと思いがけず出会うことができ、ラッキーでした!
レポーター「小島 瑞生」の最近の記事
「スイス」の他の記事
- 2024年9月(7)
- 2024年8月(1)
- 2024年7月(6)
- 2024年6月(8)
- 2024年5月(3)
- 2024年4月(4)
- 2024年3月(4)
- 2024年1月(2)
- 2023年10月(3)
- 2023年9月(1)
- 2023年8月(2)
- 2023年4月(3)
- 2023年3月(1)
- 2022年1月(1)
- 2021年12月(2)
- 2021年11月(1)
- 2021年10月(3)
- 2021年9月(2)
- 2021年8月(1)
- 2021年7月(2)
- 2021年6月(4)
- 2021年5月(3)
- 2021年4月(2)
- 2021年3月(1)
- 2021年2月(2)
- 2021年1月(2)
- 2020年12月(4)
- 2020年11月(1)
- 2020年10月(2)
- 2020年9月(2)
- 2020年7月(1)
- 2020年6月(1)
- 2020年5月(1)
- 2020年4月(2)
- 2020年3月(2)
- 2020年2月(2)
- 2020年1月(3)
- 2019年12月(3)
- 2019年11月(1)
- 2019年9月(2)
- 2019年8月(4)
- 2019年7月(1)
- 2019年5月(2)
- 2019年3月(1)
- 2019年2月(1)
- 2019年1月(1)
- 2018年12月(1)
- 2018年11月(2)
- 2018年9月(1)
- 2018年8月(1)
- 2018年7月(1)
- 2018年6月(1)
- 2018年5月(1)
- 2018年4月(2)
- 2018年3月(1)
- 2018年2月(2)
- 2018年1月(2)
- 2017年12月(2)
- 2017年11月(4)
- 2017年9月(3)
- 2017年8月(2)
- 2017年6月(1)
- 2017年5月(5)
- 2017年4月(2)
- 2017年3月(1)
- 2017年2月(1)
- 2017年1月(1)
- 2016年12月(1)
- 2016年11月(1)
- 2016年10月(1)
- 2016年9月(2)
- 2016年8月(2)
- 2016年7月(3)
- 2016年5月(1)
- 2016年4月(3)
- 2016年3月(2)
- 2016年1月(1)
- 2015年12月(2)
- 2015年11月(5)
- 2015年10月(1)
- 2015年8月(3)
- 2015年7月(1)
- 2015年6月(2)
- 2015年5月(1)
- 2015年4月(2)
- 2015年3月(1)
- 2015年2月(1)
- 2015年1月(3)
- 2014年12月(2)
- 2014年11月(2)
- 2014年10月(1)
- 2014年9月(2)
- 2014年8月(2)
- 2014年7月(2)
- 2014年6月(2)
- 2014年5月(2)
- 2014年4月(4)
- 2014年3月(1)
- 2014年2月(2)
- 2014年1月(2)
- 2013年12月(2)
- 2013年11月(1)
- 2013年10月(2)
- 2013年9月(3)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(2)
- 2013年6月(3)
- 2013年5月(1)
- 2013年4月(3)
- 2013年3月(2)
- 2013年2月(2)
- 2013年1月(2)
- 2012年12月(2)
- 2012年11月(2)
- 2012年10月(3)
- 2012年9月(3)
- 2012年8月(4)
- 2012年7月(2)
- 2012年6月(5)
- 2012年5月(2)
- 2012年4月(4)
- 2012年3月(3)
- 2012年2月(3)
- 2012年1月(3)
- 2011年12月(7)
- 2011年11月(2)
- 2011年10月(5)
- 2011年9月(4)
- 2011年8月(5)
- 2011年7月(5)
- 2011年6月(6)
- 2011年5月(4)
- 2011年4月(7)
- 2011年3月(5)
- 2011年2月(5)
- 2011年1月(6)
- 2010年12月(8)
- 2010年11月(7)
- 2010年10月(7)
- 2010年9月(8)
- 2010年8月(3)
0 - Comments
Add your comments