シンガポール国民の8割以上が、HDBフラット((Housing Development Board flatの略です)と呼ばれる公共住宅で暮らしています。フラット一棟に住む、中華系、マレー系、インド系の割合が、国民比率と同じになるよう配慮されています。
このアパート群の一階部分は、void deckと呼ばれる空洞のスペースになっており、住民の通り道であったり、所々にテーブルや椅子が置いてあって、人々が憩う場所にもなっています。
さらに、たまに見かけるのが、このスペースを利用しての結婚式。つい最近も、この準備風景に出くわしました。

アパート下の風通しがよさそうなスペースに結婚式がセットアップ
利用の条件は、そのアパートの棟の住民であること。タウンカウンシルを通して、予約手続きをします。使用料はなんと、朝から晩まで使っても、50シンガポールドル(約3500円)に、電気代水道代が30シンガポールドル(約2100円)です。
そこに、結婚式用のデコレーションの業者や、料理のケータリングを頼んで、あっという間に手作り結婚式の出来上がります。

新郎新婦の席もちゃんとあります
安くあがるのも魅力だし、家の真下で挙式なんて、気軽でいいなあ、と感じます。残念ながら、、本番風景の写真を撮ろうと再度訪れたところ、すでに午前中に宴が終わってしまっており、撮り損ねてしまいました。
ちなみに、このスペースはお葬式にも利用されることが多く、その際はすべて込みで30シンガポールドル(約2100円)と、更に格安です。なかなか、住民に優しいサービスなのであります。
レポーター「小林 亮子」の最近の記事
「シンガポール」の他の記事
タグ:結婚式
- 1627 ビュー
- 2 コメント
- 2012年8月(2)
- 2012年4月(1)
- 2012年2月(1)
- 2011年11月(2)
- 2011年10月(1)
- 2011年9月(1)
- 2011年7月(1)
- 2011年6月(1)
- 2011年5月(2)
- 2011年4月(1)
- 2011年3月(2)
- 2011年2月(1)
- 2010年12月(1)
- 2010年11月(2)
- 2010年10月(1)
- 2010年9月(2)
- 2010年8月(1)
- 2010年7月(2)
- 2010年6月(1)
- 2010年5月(2)
- 2010年4月(1)
- 2010年3月(2)
- 2010年2月(3)
- 2010年1月(2)
- 2009年12月(2)
- 2009年11月(3)
- 2009年10月(2)
- 2009年9月(3)
- 2009年8月(3)
- 2009年7月(4)
- 2009年6月(2)
- 2009年5月(4)
- 2009年4月(5)
- 2009年3月(1)
2 - Comments
Setsuより:
2009 年 10 月 16 日 13:25:38
なんと!イスのデコレーション(白布かけて色布で後ろでしばる)がメキシコと一緒!
sabaより:
2009 年 10 月 18 日 22:09:24
参加しやすくてよさそうですね。
近所の人とか。
あ、となりの部屋の人だ、とか。
Add your comments