メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 最近では共働き夫婦も珍しくないメキシコの都市部。

 いつも昼間は閉まっていて味気ないシャッターなのに、たまに夜、住宅街をぶらつくと、煌々と裸電球に照らされ、わらわらと集まった人達がせっせと食事をしている光景に出くわします。

 ぱっと見、普通の民家の軒先だったり、ドアを入ってすぐの「広い居間」だったり。そこに、スチールの例の清涼飲料水の赤白のロゴが入った簡易テーブルと椅子がずらっと並べれ、老いも若きももぐもぐ、ぱくぱく。

 


民家のお庭、超オープンキッチン!

民家のお庭、超オープンキッチン!

 ここはCenaduriaセナドゥリア。
 つまり「夕ご飯屋さん」。

 メキシコの食事は、朝しっかり、昼(といっても2~4時)がっつり、夜それなりに。(じゃあいつもガッツり食べてるんじゃん!)

 昼食時は、勤務場所から自宅に帰れる人は帰って(そして大抵、実家)専業主婦の奥さんやおばあちゃんの作る「がっつりランチ」を時間を書けてたっぷりいただきます。

 で、夜は大体9時以降に「お腹空いたねぇ」と、タコスや甘いパンを食べます。
 でもでも、やっぱり夜もガッツり行きたい、でも作るのめんどくさい!人のためにあるのがこのCenaduria。


黄金色に揚げられた左上のタコス・ドラドス。手前右がソペス

黄金色に揚げられた左上のタコス・ドラドス。手前右がソペス

 


超ドアップで臨場感たっぷりにお送りします〜

超ドアップで臨場感たっぷりにお送りします〜

 本日のメニュー(っていつもだけど):
☆タコス・ドラドス(トルティーヤの中に、ジャガイモやお肉のみじん切りなどを挟んでラードで揚げ、刻みレタスとサルサをかける) 1つ4~6ペソ

☆ソペス(トウモロコシの粉を水で練って厚みのある円形にしてふちをつまんで作り、これもラードで揚げてそこにフリホーレス=煮豆の潰したものやチーズをべっとり盛ったもの。同じく刻みレタスにサルサ)
1つ7~10ペソ

☆ポソレ(グアダラハラのご当地スープ。豚の頭から取った濃厚スープに、親指の爪程に膨らんだ大きなコーン、仕上げに刻みレタスとオレガノ、レモンをお好みでかける、メキシコ風豚骨スープ)
スープボウル中 15-20ペソ  この日はもう品切れ。

 それらを例の清涼飲料水でぐいっと。


タコスもソペスも、こんがり揚がったらレタスとチーズ、サルサをかけて

タコスもソペスも、こんがり揚がったらレタスとチーズ、サルサをかけて

 いや、どれもこれも「脂肪分たっぷり」じゃないですか。
 こんなの夜中に食べたら、胃もたれして眠れないでしょう!?

いえいえ、「お腹がすいたら眠れないでしょ?」というのが、食いしん坊万歳なメキシコ人の返答。

そして、こういう「おばちゃん達経営のお店」は繁華街やオフィス街にはないのです。あくまでも「住宅街」のおばちゃん家なのです。


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  • 2 コメント

2 - Comments

いノシしより:

2010 年 03 月 31 日 13:09:07

面白いです。
結構こういうスタイルの庶民向けの店(レストラン)いろんな国にあるのですね。
私が知っている中では東南アジアの国や中国、台湾など。

私が住んでいるカナダではこのスタイルは見たことないです、残念ながら。

こういうところに通うともっともっと地元の人やその国のこと分かってきそうですね。

面白い記事ありがとう。

Setsuより:

2010 年 04 月 03 日 11:09:09

いノシの さま

コメントありがとうございます?
カナダには‥このスタイルは無さそうですねぇ。
さすがにメキシコな雰囲気漂うでしょう?
脂肪分を気にせず、食べにきてくださいね。

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