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アメリカ:ボストン

花咲 ありす(はなさき ありす)

職業…フリーライター/教育関係
居住都市…ボストン(アメリカ合衆国)

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デザインも似せてあるので、一瞬「類似品?」と思うけれど…

デザインも似せてあるので、一瞬「類似品?」と思うけれど…

 アメリカのドラッグストアでよく見かける、ジェネリック医薬品。
 ジェネリック医薬品とは、U.S. Food and Drug Administration(アメリカ・フード・アンド・ドラッグ・アドミニストレーション:アメリカ食品医薬品局)が、最初に売り出された医薬品と同等の内容と認めたお薬です。
 ジェネリック医薬品は、安くて低品質の違法コピー商品とはまったく異なり、成分、効能、用法、用量ともに、すべて最初に売り出された医薬品と同等となっています。


薬局でも、わかりやすいように隣り合わせに置いてあることが多い

薬局でも、わかりやすいように隣り合わせに置いてあることが多い

 日本ではあまり目にしませんが、アメリカでは先発の薬と同じ数だけ、ジェネリック医薬品もあると言っていいくらい、たくさん出回っており、普及率は50%を超えます。
 医師の処方箋でも、ジェネリック医薬品が使われることがしばしばあるくらいです。


同じ効能なのに、ジェネリック医薬品は半額に近い価格

同じ効能なのに、ジェネリック医薬品は半額に近い価格

 ではどうしてジェネリック医薬品は、安価で提供できるのでしょうか。
 新薬が出た時、一定期間は専売特許が認められていますが、その期間が満了したら、効能が同じ薬を、新たに申請することができるようになっています。
 新薬が、莫大な研究費と何十年もの歳月をかけて開発されたのと比べると、ジェネリック医薬品は、言ってみれば“二番煎じ”。先発の薬をつくるような研究費もかからないため、安価で提供できるというわけです。

ジェネリック医薬品が多く出回っているアメリカでは、薬の商品名だけでなく、一般名にも詳しい人が多いようです。




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